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自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『マンモス・ハンター』エイラ~地上の旅人

2007-04-26 17:21:18 | 児童文学
以前にも書いた記憶があるけれども、日常を離れ、非日常を体験することは「ファンタジー」の定義そのものです。

ボクは、年に何回かフラッと東京を離れることにしています。

日常の中に生きているうちに、生きているのではなく「埋没して」いるような感覚を味わってしまうんですね。
だから、ものすごく億劫なんだけれども、東京を離れるんです。

5月に宮古島に行くことにしました。
まだ行ったことのない「島」です。

でもそれまで我慢できずに、昨日東京を離れました。
新幹線で1時間も移動すると、快適な環境が待ってくれています。



今朝はゆっくり露天風呂・・・
散り始めのサクラの花びらがゆらゆらと湯船を飾りつけていました。

そして、小さな旅は、ときに大きな気づきをもたらしてくれることがあるようです。

『マンモス・ハンター』  エイラ~地上の旅人

第3巻です。
1,2巻はそれぞれ上下巻でしたが、今回の『マンモス・ハンター』は上・中・下三冊です。

読み応えありますよぉ、ほんとに。



エイラは、初めて出会った自分と同類の「クロマニオン人」ジョンダラーと、洞窟で暮らし始めました。

人生の快適さは思いがけない形で、次へのステップに移行しようとしていきます。

小さなたびに出た二人は、マムートと言う部族と出会い、しばらくその村で生活します。
馬を操り、そして優秀な薬師でもあるエイラを人々は怖れと畏敬を持って迎え入れるのです。
温かく迎えられたエイラは、初めて集団での生活を経験します。
共に暮らし、共に過ごすうちにエイラを心から愛する男が現れます。

ちょっとした誤解からエイラとジョンダラーの心は離れてしまいます。
エイラの心は揺れ動きます。

エイラの女性としての心の葛藤
愛されることと愛することの違い
慣習によって教え込まれたふるまいと、新しい価値観

エイラはさまざまな試練に向き合い、女性として人間として成長していくのです。
成長は、新しい自分に出会うということなんですよね。

エイラを通して、人種間の対立、偏見、許しや協調、そして信頼や愛を学んでいます。

この物語を「読み続ける」と言う旅は、まだしばらく続きます。

ボクの小旅行では、いまのところ「大きな気づき」はありません。
が、まちがいなくリフレッシュしている実感があります。

明日東京に戻ったら、どこか「新しいボク」がいるのでしょうか?

みなさんも、最近新しい自分に出会っていますか?

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
景色。 (ネル)
2007-04-27 22:42:38
卒業してから
(また学びたい時もあるかもしれませんが)
生きている実感と
面白い出会い、
またほんの少しづつの変化を感じてます。

授業ではダイナミックな動きでしたが、、、。

新しいことを決定する時に、
心の中に居るクエストの先生方に相談します^^。

さまざまな技法のなかに、
昔のノートやレポートの返信の中に
いろんな先生の顔が現れてくれます。

明日から、また頂いたものを多くの人とわかちあって
愉しんできます。

ありがとう、先生。


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 (yoko)
2007-05-01 11:09:13
カナダに行ってきて本当に本当によかったなと思います。

自然、大地からのエネルギーって物凄い。
自分の五感、第六感も物凄い。

そしてあの素敵な旅をサポートし続けてくれた仲間達に、こころから感謝。
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