自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

友情と言う魔法

2012-06-06 18:46:21 | 児童文学
魔王使いがいたらなぁ、とか、魔法が使えたらなぁと、子どものような考えは、最近は全くもってよぎることはなくなった。


いつ頃からだろうか。


たぶん、現実に直面して、神も仏もいるはずがないとどこかであきらめてしまったころからだろうか。


いや、魔法使いも魔法も、それは象徴であって、この現実世界にいくらでもそれ相応の存在があるんだというとらえ方をし始めてからなのか?


縄文の時代は、そこここに神が存在し、神にいただき、神にささげることが当たり前のことだった。



日本の神道は、多の多の神(多神教)であると梅原猛さんの書籍にある。


山に住み、川に住み、海にすみ、木々に住む。


そういえば、先日大圓さんのfacebookへの投稿に、木霊が写っている写真が投稿されていた。

屋久島で瞑想中の大圓さんの頭上に・・・!facebookで拡大してみると確かに目鼻がある



日曜日にお会いしたときに、「顔も見えるんだよ」と教えてくれて、改めて見て一同大感動でした。


『銀のスケート~ハンスブリンカーの物語』M.M.ドッジ 訳:石井桃子


この物語はオランダの物語。もう150年ぐらい前のお話で、翻訳の石井桃子さんのあとがきによると、当初は、オランダを紹介する旅行記のような、それでいて子供向けの文学のようなものだったという。





文学的なところのみを抜粋してこの翻訳をしたのだそうです。


サブタイトルにもあるように、ハンスブリンカー少年のお話なのだけれど、この物語には実は、魔法も魔法使いも出てきません。


でも、冬のオランダの凍りついた自然の中で、イキイキと輝いている少年少女たちにはきっと妖精たちがいるだろうと感じさせるような物語です。


そして、間違いなくそこには、「友情と言う魔法」が存在しているとボクは感じるのです。


皆さんの友達は元気ですか?


6月9日はボクの大親友マモルの命日です。


亡くなってずいぶん経ちますが、今だにマモルやタツと遊びまわっていた学生時代が懐かしく想い出されます。

あのころは、きっと友情と言う魔法にかかっていたんでしょう。


親友たちとの関係は、今でもずっと魔法にかかったままのような気もします。


このお話しのハンスブリンカーの一冊は、静かな感動を覚える作品でした。


もう一度丁寧に読んでみたい作品です。









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