自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

洞くつ探検と自己探求 『地下の洞穴の冒険』 リチャード・チャーチ

2012-05-08 06:36:55 | 児童文学
いつも思うことだけれども、地下探検や洞くつ探検に、ボクは心ワクワクする。


ヘッドライトをつけて、カラダひとつ通り抜けるだけの穴の中を匍匐前進で通り抜け、地下水の中をもぐり・・・


ドキュメントの映像を見るたびに、一度やってみたいといつも思う。


たしか、関東のどこかでそんな探検ができるツアーを紹介しいていたような気がする。



ボクの自己探求の講座も、どこか似ているところがある。


何があるのかわからない洞窟の中にはいるのは、相当の勇気と覚悟が必要なように、自己探求にもそれなりの覚悟が必要。


でも、その洞窟には未知なる可能性が広がっていて、無事にこちらの世界に戻った時には、新しい自分がそこにいる。


現実世界は何も変わっていないのに、通り抜けた自分は確実に成長しているというわけです。


『地下の洞穴の冒険』リチャード・チャーチ

イギリスの作家です。





イギリスの児童文学やファンタジー文学には、優れたものがたくさんあり、ボクも大好きな物語がたくさんあります。

太陽の戦士』ローズマリー・サトクリフ、『夢を追う子』W・H ・ハドソン、『リンゴ畑のマーティン・ピピン』エリナー・ファージョン、『砂の妖精』E・ネズビット・・・・


まだまだ、数え上げたらきりがない。


このリチャード・チャーチは初めて出会う作家でした。


以前も書いたことがあるけれど、本の扉を開けてそこに「地図」が登場するだけで、ワクワクが一気に増していく。


この『地下の洞穴の冒険』の本には、洞穴の地図が見開きで紹介されている。


読み手のぼくは、すぐに「探検」の準備が整ってしまうのです。


子どもにとって宝石のような時間を過ごせる夏休み。


忙しい両親のせいで、その宝石は退屈な日々となって輝きを失ってしまっているある日、ジョンは誰も見たことのない洞穴を発見する。


トマホークと名付けられた友達5人組で、この未知なる洞穴を探検していくお話。


お決まりのように、ハラハラドキドキの連続だけれども、主人公のジョンの大人っぽい判断力や冷静さが憎い。


おとといの竜巻と言い、自然災害はいつどんな形でボクたちの日常に現れるのかはわからない。


息を吐いて、肚を据えて、今日も生き抜いていこう!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿