自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

生きざま

2008-06-17 22:17:31 | JIPATT
ボクにとっての恩師が亡くなりました。享年72歳。まだまだ生き続けて欲しかった。
いつも飄々としていて、自然体。
難しいことも、とても優しいことばで説いて下さいました。

でも、先生の生き方は自分に厳しい、とてもボクにはまねの出来ない生き方でした。

ボクが人生に迷っているときに出会い、ただただ見守ってくださいました。
ボクが体験したセミナーを喜んで体験し、満面の笑みでその喜びをわかちあってくださいました。
あの、まるで子どものような笑い声が耳から離れません。

最近は、すっかりご無沙汰してしまっていて、病に伏している事さえ知りませんでした。
突然の訃報は、ばば達と軽井沢に向かう途中に受け取りました。

まさか・・・。
そして、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

しばらく呆然としていました。

きょう、告別式でした。
何百人もの方が弔問に訪れ、改めて先生の偉大さに触れた気がします。

ミュージシャンの次男が叫ぶように伝える父親への別れのことばに、涙をとめる事ができませんでした。
「とうさん」・・・彼は、父親をそんな風に呼んでいました。
何度も何度も呼んでいました。
なんだかとても素敵な響きでした。
「とうさん、出来ることは何でもしてあげようと思いながら、結局、最後まで心配させてしまいました。」
涙と共に伝えられる彼のことばたちが、まるで詩のように響きわたります。
「とうさん、しばらくの間、さようなら・・・・」

ボクが、父親を見送ったのは13年前の夏でした。

「お父さん、ありがとう、そしてごめんなさい」
ボクが伝えた最後のことばでした。

何をしたか、どれほど成功したのかではなく、どう生きたのか。
先生が生きざまを通して、教えてくださった大切な事のような気がします。


先生、ありがとうございました。またいつかお会いする日まで。
ご冥福をお祈りいたします。

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