自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

「何で遅刻するんだ!仕事じゃないんだぞ!」言葉の奥深さ

2014-03-28 09:26:42 | ひとり言
笑っていいともが、終わる。


最終回は、8054回になるそうだ。


1982年と言うと、ボクがサラリーマンをやめて、起業した翌年。


客のこない店の片隅で、テレビを観ていたのをよく覚えている。


こっちは必死にやっているのに、「あんなに適当にやっていて、莫大なギャラをもらっている」と、うらやましくもあった。



今朝、テレビのインタビューで、タモリのおもしろい言葉を拾った。


「生放送は、ハプニングが面白い」らしい。


「遅刻者が出ると、楽しくて仕方がない」のだそうだ。


遅刻者をしかることもなく、ただそれを面白がっている、と。


ところが、休日にゴルフに行ったときに、時間に遅れてきたやつに怒ったことがあるらしい。


「なんで遅刻なんかするんだ! 仕事じゃないんだぞ!」


タモリらしい冗談なのかもしれないけれど、この言葉をよくよく考察すると、なかなか意味深いものがある。


そもそも、仕事で遅刻をするなんてことは、全く社会人としてなっていないわけ。


相手に対して失礼になるだけじゃなくて、信用や信頼も失ってしまう。


それでは、自分が遊ぶときに遅刻するのはどうだろうか。


自分のことなので、自分で責任を取ればいいわけだから、一見問題はないかもしれない。


でも、ここがいけない。


「自分のこと」だから、決しておろそかにしてはならないのである。


自分のことをいい加減にしている人が、他者にきちんとできるわけがない、と言う当たり前の理論がここにある。


タモリさんは、「自分のことが嫌い」だから「VIDEOで自分の番組を見たりしない」し、「反省会も一切しな」いらしい。


究極の、「自分を大事にする人」なのである。


『タモリ論』と言う本を立ち読みしたことがある。


彼があそこまで長く同じ番組をやり続けて、ただの一度も休んだことがない、と本には書いてあったような気がする。


夏休みも取らないし、病欠もない。


もしかすると、タモリにとってあの番組は、彼のもっともな「遊び」に違いない。


あっ、でも、仕事の約束はきちんと守りましょうね、皆さん。






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