自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

天の岩戸に隠れた神

2012-05-23 07:05:00 | ひとり言
月曜日は、金環日食。


火曜日は、東京スカイツリーの開業。



「事件ではない」ニュースが、二日続きました。



ずいぶん昔、Anne Murray の 『Little Good News』のことをブログに書いた覚えがあります。

Just once how I'd like to see the headline say
"Not much to print today, can't find nothin' bad to say",

こんな新聞の見出しを見てみたい
今日は何も書くことがありません。
何一つ、悪いニュースがないのです。


こんな歌詞の曲で、何度も繰り返し聞いたものでした。


震災に耐え、その一週間後に634メートルの高さまで達したというスカイツリーは、少なくとも、日本中を盛り上げているようです。


金環日食の日は、ボクは西に向かって車を走らせていたうえに、強い雨で、残念ながら見ることはできませんでした。


車内のテレビモニターに、刻々と変化する太陽の様子が映し出されていたので、観たような観ていないような・・・。


神代の時代に、天照大神が雨の岩戸に隠れた現象が、皆既日食、もしくは金環日食だといわれている。



古代の人々は、この現象にひどく怖れただろう。



その現象に、現代の人の中に恐れを抱く人はほとんどいないはず。



でも、もし知らなかったら。


土曜日のブログにも書いたように、ボクたちの心の闇は、どこまでも深く、それに直面するのは本当に恐ろしい。



人間は、見えないものや、知らないことにはごく自然に恐怖を抱く。


だからこそ、見えないまま、知らないままではいたくないし、怖いもの見たさの好奇心もわいてくる。



アマテラスは、外界の喧騒に興味を持ってそっと岩戸を開く。


「自分よりも尊い神が現れた」と言われ、さらに岩戸を開き、そこで見たものは、鏡に映しだされた、自分の姿。


「光は闇の中にこそあれ」


ゲド戦記の扉に書かれたコトバ。


自分の闇の部分には、必ず光が存在するっていうことは、誰もがどこかで知っているのだろう。









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