自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

冬のみかん

2013-12-22 08:17:52 | ひとり言
毎朝(不定期ですが)、千桂子先生がジューサーで野菜ジュースを作ります。


ボクもご相伴にあずかるのですが、冬はやっぱりそのままの、みかん がうまい。


小さいころは、確か段ボール箱で家にあったような気がします。



箱の下の方になると、青カビが生えたみかんが出てきて、うひゃーってな気分でしたが、おばあちゃんは


「これがおいしい」と、好んで食べておりました。


アオカビの部分をそーっとはがすと、熟し切ったミカンが登場します。


呆然と見ているボクに、


「ほれっ」と、渡される。


恐る恐る食べてみると、ものすごく甘い!


でも、自分からは好んで食べる気はしなかったなぁ。


おばあちゃんは、鮭の皮も大好きでした。


火鉢に網を敷いて、そのうえでみんなが食べ残した鮭の皮をのんびりと焼きます。


香ばしい香りがしてきて、もうひと踏ん張り我慢をしていると、パリパリになってまるでお煎餅みたいになる。


これもじーっと見ていると、


「ほれっ」とボクにくれる。


食べてみると本当においしい。


おばあちゃんの糠漬けもおいしかったのを覚えている。


特に古漬けを細かく切って、しょうがをまぶしてお醤油をかける。


ご飯の上に乗せて食べると何杯もおかわりをしたくなる。


おばあちゃんと一緒に寝ていたころがある。


母親が仕事に出かけて夜遅くならないと帰ってこない頃、ボクは、おばあちゃんの布団にもぐりこんで、足を温めてもらいながら寝た。


ん?


今日はなんでこんなにおばあちゃんのことを思い出すんだろうか?


冬のみかんのことを考えていたら、おばあちゃんに久し振りに出会えたような気がする。






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1 コメント

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Unknown (マグマ。薦田。ミホリ。タロウ。)
2013-12-22 09:28:13
 冬のみかん。。。ほっこり。。。します。

こたつで、いただく冷凍ミカン。。。。なつかしい。。。です。
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