自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

2010グロース1日目-③

2010-08-16 07:00:33 | グロースキャンプ
農村自然公園は、士幌農協の管理している自然公園です。

以前士幌の小学校の校長先生をされていた紺野先生と言う方が、公園の隣接地に住んでいらっしゃいます。

紺野先生が管理されていた頃は、手入れが行き届き、ホタルの育成まで手掛けていました。

清水が流れ、クレソンが自生しているような素敵な木道の自然道です。


ところが、最近は・・・・・雑草が生い茂り、木道もところどころでめくれあがったり、穴があいていたり。

 

案の定、足を滑らせる子どもが続出。

でも、けがをしたのは・・・・・イントラのなみへい・・・・。


グロース初日ですから、本人は何ともないようなそぶりでしたが、実際はかなりつらかったようです。


創り出したグループのつながりを深めるために、いろいろな実習に取り組みながら時間を過ごします。

夕方、いよいよ、山に上がります。


ヌプカはボクたちを、大自然の中の「子ども」にしてくれます。
ボクは、ヌプカで見る景色も、ヌプカで呼吸することも、ヌプカを歩くことも、好きで好きでたまりません。



ここで、4泊5日を過ごします。

天候が気になります。
小雨まじりの強い風が吹き始めました。

虫除けのキャンドルや松明が全く役に立たないほどの強い風。

まずは、天候を気にしながら、テントを張ります。



30分で張る!

グループ決めのときも、このテントのときにも、初参加の1年生ソウタが、毎回面白いことを言ってくれます。

「決まらないのは嫌だから、よゆうをもって45分・・・」

小学2年生(フランスでは3年生だそうです????)ですが、自分の意見をはっきりと言える初参加のソウタ。

かなりオモシロイ。

子どもは、子どもなりに、物事に対する対応を学習して学びます。

この時間を決めて行動する習慣には、一人ひとりの個性がはっきりと出てきます。

ソウタは、セットアップで5つの効果性を決める時も、東京グループを決める時も、自然公園でグループを決める時も、そしてこのテント張りの時間も、毎回「余裕をもって」と主張します。



「ソウタ、それってチャレンジしているの?」リーダーたちから聞かれます。

ソウタはいつも、明確です。
「うん、でもぼくは、よゆうをもったほうがいいと思うんだよ。だって、出来なかったらいやだから、やっぱり45分がいい・・・・」

多数決はしません。

子どもたちは試行錯誤しながら、全員の総意を探します。


「じゃあさ、30分で張れたらすごいと思わない?」
「そりゃすごいと思うけど・・・・・・」



こんな感じが何度も続き、ついにしばしばが登場します。


「ソウタをみんなで説得するのはおかしい。ソウタはソウタなりに考えがあるんだから聞いてやれ。」
「ソウタ、一人でやるんじゃないんだぞ!協力して決めて、協力してやるんだ!」

結局、子の話し合いの結論は「全員で30分でテントを張る」と言うチャレンジにまとまりました。


決まってしまえば、ソウタも一生懸命テント張りを始めます。



若干怪しげなテントもありましたが、29分ぎりぎりで全テントが張れました。



 


こうやって、子どもたちは、「チャレンジして、やり遂げて、自分で決めたことをやった満足感や達成感」を仲間たちとともに味わいます。


承認の拍手が高原に響きます。

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2 コメント

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良いね~ (tomoe)
2010-08-16 10:53:31
士幌高原の綺麗な空気、気持ちの良い風、草の匂いがして来そうです。
毎回、色んな個性があってグロースって良いね。
続き楽しみに待ってます♪
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行きたくなったでしょ? (しばしば)
2010-08-23 07:53:42
tomoeさん

懐かしいでしょ?
牧場から漂ってくる香りをかぐと、カエッテキタ!という感覚が押し寄せてきます。

あの場所があって本当にヨカッタ!
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