自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

「廂間」、初めて知る言葉、読めますか?

2015-04-10 06:32:14 | ひとり言
先日初めて目にした言葉。


「 廂間 」


これ、「 ひあわい 」 と読むらしい。


この 「 廂 」 は、「 ひさし 」 と読みます。


家のひさしです。


その 「 間 」 と言うことですから、立て込んだ家と家のひさしの間の空間のことを、「 廂間 」 と言うのです。


路地っていう意味とも違う、その空間のこと。


ひあわい、


この言葉の響きが気に入っています。


使ったこともないし、使い方もよくわからないけれども、こういった、存在しない空間について表す言葉があるなんて、日本語は素敵です。


(外国語にもあるのかもしれませんが、どなたか知っていたら教えてください)


廂間から差し込む陽射し、とか


廂間の風が窓から流れ込む、とか。


深い廂間、なんていう使い方もあるらしいけど、なんだか狭いはずなのに、空間の広がりを感じてしまう。


こういった、そこにはない空間に気づくことで、大事な人間関係も作られていく。


SNSやメールはとても便利だけれども、そういった 「 そこにはない空間 」 を感じさせることは難しい。


日本は 「 察する文化 」 を持っている。


察しすぎて何もしないのもどうかと思うけれども、そこには見えないものを尊ぶ気持ちは大切にしていきたい。





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