自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

アイムスの山ちゃん

2013-03-24 06:09:10 | ひとり言
同い年の山ちゃんと言うおっさんがいます。


今年で還暦ですから、おっさんでいいと思います。


山ちゃんとは、もう7-8年おつきあいになります。


最初は、アートセラピーに感動してくれて、やっている新規事業の高齢者施設で導入してくれました。


数か所で実施したのですが、その新規事業自体が立ち消えになり、山ちゃんは、その会社を去ることになりました。


同い年という事もあり、お互いに誘い合って飲みに行ったり今後の人生の事を語り合いました。


いつのころからか、「山ちゃん」「しばちゃん」と呼び合うようになりました。


その後、今の職場に出会い、その新しい会社で何と新規事業の立ち上げを仰せつかります。


高級有料老人ホームの施設長です。


大抜擢であり、適任の仕事でした。


一から創りだし、ロビーに置くソファまで丁寧に選び、その細やかさには驚かされます。


そしてオープンから1年もたたないうちに満床。


山ちゃんは利用者さんに必ず優しく声をかけます。


通り一遍ではなく、その人とその時間を共に過ごすような丁寧さです。


スタッフにも気を配ります。


話しに聞いたところ、日曜日の夜勤を開所以来ずっと続けてきたらしい。


まだ若いスタッフが家族と過ごせるようにと言う気遣いと、利用者さんのご家族が訪ねてくる週末に施設にいてあげたいというお迎えする心。


山ちゃんは、施設でのアートセラピーをとても大切にしてくれています。


今では、利用者さんたちが心から楽しむ場になっています。


昨年後半から、札幌の施設でもアートセラピーを導入してくれたほどです。


山ちゃんには、クエストのシニアアートセラピスト養成講座の講師として毎年講演をしてもらっています。


昨日がその日でした。


スタッフのさとちゃんが、ボクに会うなり


「山本さんの講演が素敵でした。何度も涙があふれてきてしまって・・・・」


山ちゃんの、利用者さんたちとの優しく丁寧な関わりや、施設に傾けてきた情熱、そしてアートセラピーのスバラシさを聞くうちに、会場全体が感動にあふれていたようです。


そんな山ちゃんが、本社に呼び戻されることになりました。


「何をするの今度は?」


「また新規事業の立ち上げです」


「やすませてはもらえませんねぇ」


「はい、また一からスタートです」


山ちゃんを必要とする人たちがまたたくさんいるようです。


「それが人生の使命なんだね」


4月に入ったら、久しぶりにのみに行くことにしました。


クエストのアートセラピーが、こんな風に愛され支えられている。


ボクも感謝で胸がいっぱいです。



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