自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

さくらさく、TOMOの旅立ち

2013-03-23 06:09:54 | ひとり言
毎年この時期になると、クエストのオフィス前の並木道に人があふれ出ます。


普段は、ほとんど近くのマンションに住む人か、犬を連れて散歩する人しか歩かない道。


川沿いは遊歩道になっているので歩いていて気持ちがいいのですが、あまり歩く人はいないのです。


それが、この時期になると一気ににぎやかになります。


昨晩も、手をつないだカップルや、背伸びをしてカメラを向ける人、ベンチに座ってお花見弁当と・・・たくさんの花見客がいた。


このあたりの桜は、特にライトアップもされていないので、「幻想的な美しさ」とはいかないけれども、素朴な美しい花が川面に向かって咲いています。





今日は、スタジオでレッスンが二つあります。


参加する人は、ラッキーです。


昨日、福島で知り合いになった、TOMOちゃんの小学校の卒業式がありました。


ずっと関わり続けてきた、さぶがfaceboookにその様子をアップしてくれていました。


TOMOは、4人姉妹弟の次女。


やんちゃで、過激で、めちゃくちゃ心優しい女の子です。


いもにあーとプロジェクト(震災後のアートセラピーケア)の初期のころに、ボクたちが一番気にかけて、そして一番協力的だった女の子でした。


あれから2年。


ボクたちの2年と、彼女たちの2年はその時間の意味が違う。


原発事故で自宅を追われ、避難所を転々とせざるを得ない生活。


ようやく住まいを確保したものの、今まで通りの生活とは程遠い。


住まいがあればいいのではなく、彼らの隣人、友達、親せき、がいない状態は、「生」きる「活」力には程遠い。


精神的にも、肉体的にも負担があるにもかかわらず、TOMOは皆勤賞をもらったようだ。


ボクたちは、そんなさぶからの報告に心打たれ、生きる活力を与えられる。


今月中に、TOMOの家族は故郷「広野町」に戻ることになった。


人口5000人を数えたこの町に、まだ700人程度しか戻ってはいないという。


まだまだ、彼らの試練は続く。


でも、ひとつが終われば、また何か一つが始まっていく。


子どもたちはやっぱりボクたちの未来だから。


さくらさくこの時期に、TOMOは中学生になっていく。












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