袈裟山千光寺の大圓さん

連れて行かれたのが、丹生川の山の上にある「袈裟山　千光寺」
千光寺は１２００年以上の歴史のある古刹です。


そしてそこで、お会いしたのが、この長いブログの最初のいきさつの「大圓さん」なんです。



彼は、１２歳でこの千光寺に出家しました。
１２歳ですよ!

まだ中学生です。

実家がお寺というわけでもなく、突然のことだったらしいのですが、自分の意思で決めたのだそうです。

そしてなんと翌年に、千光寺の住職が亡くなってしまったために、大圓さんは中学生で古刹千光寺の住職になってしまったという、驚くような半生を生きてこられた方です。


といっても、とても気さくで、ボクとほとんど歳も変わらず、初めて会った時の印象は、「きれいなお坊さん」でした。

帰り際に、思わず大圓さんとハグしてしてしまったほどの感動の出会いでした。

３０年にもわたって、スリランカの孤児施設のサポートをしていたり、終末医療へのケアをしたり、大学の教授職をしたり・・・・と、その活動はものすごく範囲が広く、大圓さんの職業は何なのかが分からなくなってしまうほどです。


大圓さんの元にも、何度かボクは訪れて、本堂でワークショップや瞑想をさせてもらったこともありました。

あるときには、ボクの描いている「お地蔵さん」の絵を何十枚も本堂に貼りだしてくれて、即売会をしてくれたりもしました。

ボクの仕事もその後忙しくなって、なかなか千光寺にも伺えなくなってしまいましたが、この１０年の間に、大圓さんの活動はさらに広がり、いまや高野山大阿闍梨です。

そして、話はようやく本題に入るのですが、そんな大圓さんが、この３月に開催されるファシリテーターコース卒業生のための「ブラッシュアップセミナー」に講演できてくれることになったのです。


かなり無理なお願いでした。
日程は３月２２日。
つまり、前日はお彼岸。


電話での最初の一言は、「柴崎さん、それは無理だよ！」でした。

でもすぐそのあとに、「うん？翌日か・・・・何とかなるかな」


本人いわく「とび職」というだけあって、日本中を飛び回って活動しています。

そんな中で、今回は無理を聞いてくださいました。



ファシリ卒業の皆さんと、子ども未来の教室主宰者とサポータの方だけの限定の特別講演会です。

おまけに、大圓さんのスピリチュアルケアのワークショップもしていただけることになりました。

スペシャルです。

大圓さんに感謝でいっぱいです。

またご報告しますね。