ゴールデンウィークの贈り物？

久しぶりに、オフィスのデスクを前にした。


書類であふれかえっているデスク。


重なっている書類は、すべて必要なものであり、早く処理しなければならないものばかり。


それにしても、デスクの上が煩雑になっている。


以前にも書いたように、父親のデスクは、きれいだった。


骨董品が好きで、英国かフランスのデスクトップに皮が貼ってある装飾を施した机を使っていた。


仕事が終わるときには、すべての書類も筆記用具もその他もろもろを、棚や引き出しにきちんとしまう。


すると、広いデスクトップには、電話機が一台置いてあるのみ。


もちろん、当時はパソコンもなかったから、デスクの上は広々していた。


あんなデスクが理想。


なんどか、トライしたこともあったけれど、数日のうちにデスクの上は煩雑になってしまう。


所作の一つ一つが、丁寧だった。


手先が器用で、絵を描いたり、造形をしたり、彫金をしたり、時には仏像も手彫りで彫った。


せっかちではあったけれども、何をするのも、あわてずにやっていた。



「ていねいに」


こういう時に、ふと、年初にたてた誓いを思い出す。


きょうは、少し整理に時間をかけてみよう。