久しぶりのブログです。
エラゴン・・・映画の予告を観て、初めてその作品を知りました。大急ぎで、読みました。
まず驚いたのが、この作品を書いたクリストファー・パオリーニは、17歳でこの作品を書き下ろしたということ。
ほんとぉ?
と疑ってしまうほどに、内容が深い。
小さいころから、トールキンを読み漁っていたというから恐ろしい。
あの、難解な『指輪物語』を、小さな少年が読んでいたと言うのは、感動を覚えます。
そして、この若きファンタジー作家は、エラゴンという少年の成長物語を、ドラゴンの卵との出会いから表現していくのです。
まだ、第2編の『エルデスト』を読んでいませんが、ハイファンタジー(魔法を使ったファンタジー)の傑作であることは間違いありません。
機会があったら、映画も観てみようと思っています。
さて、昨晩子ども未来研究所の「冬グロース~アドベンチャー雪んこ隊」が、2泊3日の合宿を終えて帰京しました。
雪不足・・・どころか、福島のアルツ磐台に、積雪ゼロの情報でスタートしました。
まぁ、主催のねぎ(根岸正勝君)が、何とかしてくれるだろうとは思っていましたが、スキーを楽しみにしている子どもたちのことを考えると、雪ごいでもしたくなるような気分でした。
さいわい、出発のその晩から大雨、そして大雪と、結果としては雪に恵まれた合宿だったようです。帰りには積雪80センチといっていましたから、あらためて雪国はすごい!と感動です。
さて、ポール・ギャリコの『雪のひとひら』という作品を知っていますか?
ボクは、ポール・ギャリコという作家は、『ポセイドンアドベンチャー』の作家としてしか知りませんでした。あの、タイタニックも真っ青の大型船パニック映画です。
ですから、この見事なファンタジーを知ったときに、この作家のイマジネーションの豊かさに驚きました。
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「雪のひとひらは、ある寒い冬の日、地上を何マイルも離れたはるかな空の高みで生まれました。」
こんな書き出しでストーリーは始まります。
そして
「自分はいったいいつ生まれたのか、またどのように生まれたのか、雪のひとひらには見当もつきませんでした。あたかも、深い眠りから覚めたときの感じにそっくりでした。
」
と続きます。
この描写は、ボクが担当しているホリスティック心理分析コースでの、問いかけとまったく同じです。
自分が誰だかわからない・・・
もしかしたら、人生は、その本当の自分を見つけていくこの雪のひとひらのような物なのかも知れません。
雪のひとひらは、女の子です。
アニミズム(擬人化)の手法で、女性の心の成長をファンタジックに表現しています。
大地を見つめ、やがて大地に降り立ち、雪解けで流れに乗り・・・・
ポール・ギャリコの豊かな自然描写や情景は、ボクたちのイマジネーションを喚起してくれます。
「最後に、雪のひとひらは、自分が生を享けたこの世界のありようとその意味に、心から驚嘆したのでした。
中略
雪のひとひらは、この宇宙のすばらしい調和を思い、この身もその中で一役果たすべく世に送られたことを思いました。すると、安らかな、みちたりた重いが訪れてきました。」
こんな気持ちを味わいたいものです。
こんな気持ちに出会いたいから、ボクはこの仕事を選んだのかもしれません。
そして、雪のひとひらは、最後に帰り着きこんな言葉を受け取ります。
「Well done,Little Snowfrake.Come home to me now.
」
訳には「ごくろうさまだった、小さな雪のひとひら。さあ、ようこそお帰り」とあります。
ボクは、原文の持つ味わいのほうが好みです。
人生の悲しみ、苦しみ、別離、そして出会いや、喜び・・・
全編にあふれているこのタッチをみなさんと共有したい。
簡単に読める本ですが、とても奥深い作品です。
絵本に『しずくのぼうけん』マリア・テルリコフスカ 、があります。
人間の体のほとんどを占めている「水」を永遠の循する命としてとられている作品はたくさんあります。小さな子どもだけでなく大人のボクたちにも楽しめる作品です。
お正月ののんびりした気分を、あったかくしてくれるはずです。
よいお年を!
来年は、もう少し熱心に書いていこう!
エラゴン・・・映画の予告を観て、初めてその作品を知りました。大急ぎで、読みました。
まず驚いたのが、この作品を書いたクリストファー・パオリーニは、17歳でこの作品を書き下ろしたということ。
ほんとぉ?
と疑ってしまうほどに、内容が深い。
小さいころから、トールキンを読み漁っていたというから恐ろしい。
あの、難解な『指輪物語』を、小さな少年が読んでいたと言うのは、感動を覚えます。
そして、この若きファンタジー作家は、エラゴンという少年の成長物語を、ドラゴンの卵との出会いから表現していくのです。
まだ、第2編の『エルデスト』を読んでいませんが、ハイファンタジー(魔法を使ったファンタジー)の傑作であることは間違いありません。
機会があったら、映画も観てみようと思っています。
さて、昨晩子ども未来研究所の「冬グロース~アドベンチャー雪んこ隊」が、2泊3日の合宿を終えて帰京しました。
雪不足・・・どころか、福島のアルツ磐台に、積雪ゼロの情報でスタートしました。
まぁ、主催のねぎ(根岸正勝君)が、何とかしてくれるだろうとは思っていましたが、スキーを楽しみにしている子どもたちのことを考えると、雪ごいでもしたくなるような気分でした。
さいわい、出発のその晩から大雨、そして大雪と、結果としては雪に恵まれた合宿だったようです。帰りには積雪80センチといっていましたから、あらためて雪国はすごい!と感動です。
さて、ポール・ギャリコの『雪のひとひら』という作品を知っていますか?
ボクは、ポール・ギャリコという作家は、『ポセイドンアドベンチャー』の作家としてしか知りませんでした。あの、タイタニックも真っ青の大型船パニック映画です。
ですから、この見事なファンタジーを知ったときに、この作家のイマジネーションの豊かさに驚きました。

「雪のひとひらは、ある寒い冬の日、地上を何マイルも離れたはるかな空の高みで生まれました。」
こんな書き出しでストーリーは始まります。
そして
「自分はいったいいつ生まれたのか、またどのように生まれたのか、雪のひとひらには見当もつきませんでした。あたかも、深い眠りから覚めたときの感じにそっくりでした。
」
と続きます。
この描写は、ボクが担当しているホリスティック心理分析コースでの、問いかけとまったく同じです。
自分が誰だかわからない・・・
もしかしたら、人生は、その本当の自分を見つけていくこの雪のひとひらのような物なのかも知れません。
雪のひとひらは、女の子です。
アニミズム(擬人化)の手法で、女性の心の成長をファンタジックに表現しています。
大地を見つめ、やがて大地に降り立ち、雪解けで流れに乗り・・・・
ポール・ギャリコの豊かな自然描写や情景は、ボクたちのイマジネーションを喚起してくれます。
「最後に、雪のひとひらは、自分が生を享けたこの世界のありようとその意味に、心から驚嘆したのでした。
中略
雪のひとひらは、この宇宙のすばらしい調和を思い、この身もその中で一役果たすべく世に送られたことを思いました。すると、安らかな、みちたりた重いが訪れてきました。」
こんな気持ちを味わいたいものです。
こんな気持ちに出会いたいから、ボクはこの仕事を選んだのかもしれません。
そして、雪のひとひらは、最後に帰り着きこんな言葉を受け取ります。
「Well done,Little Snowfrake.Come home to me now.
」
訳には「ごくろうさまだった、小さな雪のひとひら。さあ、ようこそお帰り」とあります。
ボクは、原文の持つ味わいのほうが好みです。
人生の悲しみ、苦しみ、別離、そして出会いや、喜び・・・
全編にあふれているこのタッチをみなさんと共有したい。
簡単に読める本ですが、とても奥深い作品です。
絵本に『しずくのぼうけん』マリア・テルリコフスカ 、があります。
人間の体のほとんどを占めている「水」を永遠の循する命としてとられている作品はたくさんあります。小さな子どもだけでなく大人のボクたちにも楽しめる作品です。
お正月ののんびりした気分を、あったかくしてくれるはずです。
よいお年を!
来年は、もう少し熱心に書いていこう!
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