たまたま読む本が手元になかった大阪出張のときのこと。
品川駅構内の本屋さんに飛び込んで、本を物色。
『風の中のマリア』
このタイトルと、著者の百田尚樹の名前を見て、裏表紙のあらすじを見てみると。
「命はわずか三十日。ここはオオスズメバチの帝国だ。・・・・」
ん?
ゼロ戦の話や、出光創業者の小説とは全く違う。
時間もなかったので、とりあえず買って新幹線で読み始める。
オオスズメバチの被害がよくニュースで報道される。
特に今年は、被害が大きいらしい。
ボクは、若いころに一度普通のハチ?に刺されたことがあるけれど、スズメバチは大きさが違う。
その中でも、どうやらこのオオスズメバチは格段にその強さや大きさが違うらしい。
この物語は、女王蜂のワーカーとして餌を運び巣を大きくしていく働き蜂のマリアのものがたりである。
擬人化の体裁を取っている。
いわゆるアニミズム。
ファンタジー小説である。
ハチが主人公だから、敬遠されがちかもしれないけれど、ボクはこのお話に結構のめりこんでしまった。
子どものころに『シートン動物記』と言う本をシリーズで買ってもらって読んでいたことがある。
オオカミの話を今でもよく覚えているけれど、ただの物語ではなくその生態までもかなり詳しく、子どものボクには難しくて飽きてしまう事もあったように記憶している。
この『風の中のマリア』も、かなり生態には詳しい。
ボクも「オオスズメバチ」について、かなり勉強になった。
でも、何よりも、このハチたちの社会性や、女王蜂のためにひたすら働くミッションに心うたれるのです。
一匹の女王蜂から生まれた、何千もの子どもたちが、帝国の繁栄と維持、そして生まれ来る新しい女王蜂のために身を呈して生きるのである。
それも約束された命は30日。
人間の一生に例えれば、ボクたちの2年半がたった一日。
戦うマリアの強さは、群を抜いている。
そして、運命を受け入れていく潔さが、感動的。
巻末の養老猛司さんの解説も読みごたえがある。
思いがけず、オモシロイ本にであった。
品川駅構内の本屋さんに飛び込んで、本を物色。
『風の中のマリア』
このタイトルと、著者の百田尚樹の名前を見て、裏表紙のあらすじを見てみると。
「命はわずか三十日。ここはオオスズメバチの帝国だ。・・・・」
ん?
ゼロ戦の話や、出光創業者の小説とは全く違う。
時間もなかったので、とりあえず買って新幹線で読み始める。
オオスズメバチの被害がよくニュースで報道される。
特に今年は、被害が大きいらしい。
ボクは、若いころに一度普通のハチ?に刺されたことがあるけれど、スズメバチは大きさが違う。
その中でも、どうやらこのオオスズメバチは格段にその強さや大きさが違うらしい。
この物語は、女王蜂のワーカーとして餌を運び巣を大きくしていく働き蜂のマリアのものがたりである。
擬人化の体裁を取っている。
いわゆるアニミズム。
ファンタジー小説である。
ハチが主人公だから、敬遠されがちかもしれないけれど、ボクはこのお話に結構のめりこんでしまった。
子どものころに『シートン動物記』と言う本をシリーズで買ってもらって読んでいたことがある。
オオカミの話を今でもよく覚えているけれど、ただの物語ではなくその生態までもかなり詳しく、子どものボクには難しくて飽きてしまう事もあったように記憶している。
この『風の中のマリア』も、かなり生態には詳しい。
ボクも「オオスズメバチ」について、かなり勉強になった。
でも、何よりも、このハチたちの社会性や、女王蜂のためにひたすら働くミッションに心うたれるのです。
一匹の女王蜂から生まれた、何千もの子どもたちが、帝国の繁栄と維持、そして生まれ来る新しい女王蜂のために身を呈して生きるのである。
それも約束された命は30日。
人間の一生に例えれば、ボクたちの2年半がたった一日。
戦うマリアの強さは、群を抜いている。
そして、運命を受け入れていく潔さが、感動的。
巻末の養老猛司さんの解説も読みごたえがある。
思いがけず、オモシロイ本にであった。
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