自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

千と千尋を生み出した、あの物語

2014-11-08 06:09:40 | ファンタジー
先日の、未来創造塾ゼミは「千と千尋の神隠しを科学する」だった。


その時に、紹介した柏葉幸子さんの『霧のむこうのふしぎな町』というファンタジーがある。


もともと、宮崎駿さんが映画化を試みたらしいのだけれども、どういう理由かは分からなけれども、それができなかったらしい。


それで、宮崎さんは、あの名作『千と千尋の神隠し』を生み出したという。


内容はだいぶ違うけれども、そういった意味で影響を与えた物語。


この物語、実に面白い。


なんだかほのぼのとしていて、そのテンポもいい。


このゆっくりとした展開が、なぜかミヒャエル・エンでの『ジム・ボタンの機関車大旅行』を、ボクに思い出させた。


主人公のリナが、夏休みのある日旅に出る。


お父さんに「霧の谷に行っておいで」と言われる。


駅に着けば、迎えが来ているから、と。


ところが誰も来ていなくて、そもそも「霧の谷」のことを知っている人がいない。


それでも、なんとか霧の谷の森に紛れ込んで、その霧が晴れると、いろいろな色の屋根が立ち並ぶ洋館がある街に着く。


その町の、めちゃくちゃ通りには、「へんてこりんな人」達が住んでいる。


こわーい、下宿屋のおばさんが(多分この人があの湯婆婆になったのかも)「働くもの食うべからず」とリナを働かせる。


と言っても、千のように厳しいものではなくて、へんてこりんな人たちのお店を手伝って、そのへんてこりんな人たちと素敵な関わりをしていく。


ハラハラドキドキのファンタジーではなく、このほのぼの系のファンタジーは、癒されます。


さて、今日から二日間、自己分析のクラスは、いよいよ「霧の向こうの世界」に入っていく。


お天気は雨模様。


でも、この雨の向こうにはきっと、、、、、


それでは行ってまいります。


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