昨日に引き続いて、まどさんの『百歳日記』について。
読み進めていると、文章自体が、一つの詩のよう。
まどさんの見える世界は、それが百歳だからなのか、それとも、もともと持っている見方がそうなのか。
ともかく、あたたかでやさしいのである。
奥様の名前は「寿美」さん。
お互いを「満点」と言い合う中なのだそうだ。
ただ年を重ね、どうやら「あるときから、困ったこと、トンチンカンなことが増えてきました。」のだそうだ。
それで、この詩である。
*******
トンチナカン夫婦
満91歳のボケじじいの私と
満84歳のボケばばあの女房とはこの頃
毎日競争でトンチンカンをやり合っている
私が片足に2枚かさねてはいたまま
もう片足の靴下が見つからないと騒ぐと
彼女は米も入れてない炊飯器に
スイッチ入れてごはんですようと私をよぶ
おかげでさくばくたる老夫婦の暮らしに
笑いはたえずこれぞ天の恵みと
図にのって二人ははしゃぎ
明日はまたどんな珍しいトンチンカンを
お恵みいただけるかと胸ふくらませている
厚かましくも天まで仰ぎ見て・・・・
**************
本当は結構深刻なこともあるだろうに、こんな視線でお互いを見つめられるのが素敵だ。
そういえば、最近ボクもずいぶんとトンチンカンが増えているような気がする。
周りの人たちのあたたかな視線を、感じるのは、歳を取ったからなのか、それともただの気のせいだろうか。
トンチンカン社長はいくらなんでもマズイですからね。
読み進めていると、文章自体が、一つの詩のよう。
まどさんの見える世界は、それが百歳だからなのか、それとも、もともと持っている見方がそうなのか。
ともかく、あたたかでやさしいのである。
奥様の名前は「寿美」さん。
お互いを「満点」と言い合う中なのだそうだ。
ただ年を重ね、どうやら「あるときから、困ったこと、トンチンカンなことが増えてきました。」のだそうだ。
それで、この詩である。
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トンチナカン夫婦
満91歳のボケじじいの私と
満84歳のボケばばあの女房とはこの頃
毎日競争でトンチンカンをやり合っている
私が片足に2枚かさねてはいたまま
もう片足の靴下が見つからないと騒ぐと
彼女は米も入れてない炊飯器に
スイッチ入れてごはんですようと私をよぶ
おかげでさくばくたる老夫婦の暮らしに
笑いはたえずこれぞ天の恵みと
図にのって二人ははしゃぎ
明日はまたどんな珍しいトンチンカンを
お恵みいただけるかと胸ふくらませている
厚かましくも天まで仰ぎ見て・・・・
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本当は結構深刻なこともあるだろうに、こんな視線でお互いを見つめられるのが素敵だ。
そういえば、最近ボクもずいぶんとトンチンカンが増えているような気がする。
周りの人たちのあたたかな視線を、感じるのは、歳を取ったからなのか、それともただの気のせいだろうか。
トンチンカン社長はいくらなんでもマズイですからね。
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