サクラが咲いた

ほんの数日前に、寒さに震えていたような気がするのに、今日のあたたかさと言ったら・・・

目黒川沿いのサクラが一気に咲き始めました。

いつもは、閑散としている遊歩道ですが、人であふれていました。



毎年のことですが、近くの高齢者施設のお年寄りが、車椅子でこぞってお出ましです。
グループホームとデイホームが併設されているのですが、皆さんの表情が、一様に豊かになっています。

笑顔や、喚声、きらきらする瞳・・・・
自分のココロの中の思い出のアルバムの中にある「サクラ」を思い出しているのでしょうか・・・・

ボクが年老いたときには、どんなサクラを思い出すんだろう。

いつ頃の時代を、思い出すんだろう。

できれば、たわいのない話を「サクラの木」の下で、仲間たちとワイワイと楽しんでいたいものです。



つい1週間前には、つぼみすら確認できなかったのに、サクラって一気に咲いてしまうんですね。

ずいぶん前に、ＴＢＳラジオの「子ども電話相談室」で、
「サクラのはなはぁ、いつごろ　はなになるじゅんびをするんですかぁ？」
と言う、小学校低学年の男の子の質問に

むちゃくせいきょう先生が、あの究極のなまりを駆使して

「あのねぇ、サクラはねぇ、花が散るでしょぉ？　そぉしたらねぇ、もうねぇ、つぎの年に咲く花のぉ、準備をするのぉ。わぁかったかなぁ？」

すべてはつながっている・・・・
始まりがなく、そして終わりがない・・・

不思議な花です。




ボクたちは、春になると「何か」を始めたくなります。

今、ボクは、4月後半に予定している「旅」を計画中です。

山にしようか、それとも海にしようか・・・

山なら、場所によってはサクラを楽しむこともできますが、真っ青な海も捨てがたい。

日曜日には4月が始まります。