7月11日に、ジムに行った際、ボクはまた腰を痛めてしまいました。
グロースの前だったので、かなり焦りました。
ボクは、小学生のころから腰が悪く…なんだかジジくさいのですが・・・小児科でカルシウム注射を定期的に打ってもらっていました。
待合室には、子どもの内臓の模型が飾って?あり、不気味な医者だったのを覚えています。
ボクがいく時間は学校からの帰りなので、夕方。
そんなに患者さんがいる様子でもなく、ボクは、診察室に入るとベッドに寝かされます。
確かお尻に注射されたような気がするんですが、終わった後に、体の中がカーッと熱が押し寄せてくる感じがとても嫌だった。
そしてついに、26歳で、転勤先の仙台でぎっくり腰になり、それ以来何度も繰り返しています。
初めてやってしまった時はつらかったなぁ。
やっとの思いで、マンションに戻って、ゆっくり10分も20分もかけて仰向けに寝そべる。
曲がった脚を伸ばし、大の字になった途端に、「あートイレに行きたい・・・」
また時間をかけて起き上がって・・・。
その時は盲目の針灸の先生に治療してもらいましたが、その先生に
「アー君の腰は、年取ったら歩けなくなる腰だぁ、はははっ」
あまりにも快活に言われてしまって、ボクも笑ってしまいましたが、「年取って」きたので笑ってはいられません。
温熱療法
針
気功
整体
カイロプラクティック
その他、いろんな民間療法
その度に、「これは効くかも!」と通うのですが、結局また繰り返してしまいます。
今かかっている先生は、「もともとは坊主だったんですよ」という面白い先生。
頭はすっきりとしていて、作務衣をきているため、確かに「ボウズ」っぽい。
治療は、トテモ イタイ
「痛かったら言ってくださいね」と言っている間、痛くて声が出ないほど。
もう、完全にまな板の上のコイ。
身を任せるしかない。
人生の中で、こんな風にじたばたできないほどに身を任せることはなかなかありません。
もちろんそれができたら、人生がもっと楽になるんだろうなってことはわかってはいるんですが。
河合先生は現代文学を、あまり得意としないと、何かのエッセイで書かれていました。
それでも、いくつか作品を紹介していますが、その中の一つが、安部公房。
ボクも作品を一つも読んだことはありませんでした。
作家の名前からのイメージは、堅そうな文学。
ところが、この『砂の女』を読んでビックリ。
英語訳の「砂の女」です
ある男性が、失踪してしまった。
本人の意思なのか、行方不明なのか、事件に巻き込まれたのか…まったくわからないのです。
そして、その男の物語が始まります。
彼は学校の教師。
休日を利用して、「砂に住む虫」の研究に旅をするんです。
そして訪れた、砂丘のある街で、砂丘の下に埋もれるように建つぼろ屋で一晩過ごします。
そこは村ぐるみで、閉じ込めるわなの家。
縄梯子を使って下りたものの、その縄梯子を引き上げられてしまって、完全に外へ出られなくなってしまうのです。
なんのために?
なぜ、自分が?
そこに住む一人の女との奇妙なそして鬼気迫る生活が始まります。
ファンタジー文学は、こんな異様な空間に迷い込んでも必ず元の場所に戻るという定義があります。
ところがこの作品の主人公は、ついに、身を任せてしまうのです。
ある喜びのために・・・。
後半に展開する男と女、そして村人たちとの関係にドキドキしてしまいます。
この作品は世界20カ国以上に翻訳出版されたそうです。
かなり普遍的なテーマなのかもしれません。
興味があればどうぞ。
グロースの前だったので、かなり焦りました。
ボクは、小学生のころから腰が悪く…なんだかジジくさいのですが・・・小児科でカルシウム注射を定期的に打ってもらっていました。
待合室には、子どもの内臓の模型が飾って?あり、不気味な医者だったのを覚えています。
ボクがいく時間は学校からの帰りなので、夕方。
そんなに患者さんがいる様子でもなく、ボクは、診察室に入るとベッドに寝かされます。
確かお尻に注射されたような気がするんですが、終わった後に、体の中がカーッと熱が押し寄せてくる感じがとても嫌だった。
そしてついに、26歳で、転勤先の仙台でぎっくり腰になり、それ以来何度も繰り返しています。
初めてやってしまった時はつらかったなぁ。
やっとの思いで、マンションに戻って、ゆっくり10分も20分もかけて仰向けに寝そべる。
曲がった脚を伸ばし、大の字になった途端に、「あートイレに行きたい・・・」
また時間をかけて起き上がって・・・。
その時は盲目の針灸の先生に治療してもらいましたが、その先生に
「アー君の腰は、年取ったら歩けなくなる腰だぁ、はははっ」
あまりにも快活に言われてしまって、ボクも笑ってしまいましたが、「年取って」きたので笑ってはいられません。
温熱療法
針
気功
整体
カイロプラクティック
その他、いろんな民間療法
その度に、「これは効くかも!」と通うのですが、結局また繰り返してしまいます。
今かかっている先生は、「もともとは坊主だったんですよ」という面白い先生。
頭はすっきりとしていて、作務衣をきているため、確かに「ボウズ」っぽい。
治療は、トテモ イタイ
「痛かったら言ってくださいね」と言っている間、痛くて声が出ないほど。
もう、完全にまな板の上のコイ。
身を任せるしかない。
人生の中で、こんな風にじたばたできないほどに身を任せることはなかなかありません。
もちろんそれができたら、人生がもっと楽になるんだろうなってことはわかってはいるんですが。
河合先生は現代文学を、あまり得意としないと、何かのエッセイで書かれていました。
それでも、いくつか作品を紹介していますが、その中の一つが、安部公房。
ボクも作品を一つも読んだことはありませんでした。
作家の名前からのイメージは、堅そうな文学。
ところが、この『砂の女』を読んでビックリ。
英語訳の「砂の女」です
ある男性が、失踪してしまった。
本人の意思なのか、行方不明なのか、事件に巻き込まれたのか…まったくわからないのです。
そして、その男の物語が始まります。
彼は学校の教師。
休日を利用して、「砂に住む虫」の研究に旅をするんです。
そして訪れた、砂丘のある街で、砂丘の下に埋もれるように建つぼろ屋で一晩過ごします。
そこは村ぐるみで、閉じ込めるわなの家。
縄梯子を使って下りたものの、その縄梯子を引き上げられてしまって、完全に外へ出られなくなってしまうのです。
なんのために?
なぜ、自分が?
そこに住む一人の女との奇妙なそして鬼気迫る生活が始まります。
ファンタジー文学は、こんな異様な空間に迷い込んでも必ず元の場所に戻るという定義があります。
ところがこの作品の主人公は、ついに、身を任せてしまうのです。
ある喜びのために・・・。
後半に展開する男と女、そして村人たちとの関係にドキドキしてしまいます。
この作品は世界20カ国以上に翻訳出版されたそうです。
かなり普遍的なテーマなのかもしれません。
興味があればどうぞ。
ちょうど男が砂の女の住む家に降りていく場面でした。
主演の岸田今日子さんの雰囲気とモノクロの映像が幼心に強烈で、見てはいけないものを見てしまった感じでした。
それで何もなかったようにチャンネルを変えたわけだけど、実は続きが気になっていたのを今思い出しました。
確かに、「見てはいけない」シーンもあるかもしれません。
決して、痛快な小説ではありませんが、不思議な世界の中に閉じ込められた主人公の心境が、こちらに伝わってくるお話です。
是非一読を!