さぶと同じ日の同じ場所でのレポートを一緒に書く事が出来ることが、ほんとうにうれしい。
さぶが、肌で感じていた、ほんの一部をボクも感じることのできた一日でした。
そして、このひと月間でさぶが築いてきた、広野町の皆さんや子どもたちとの信頼にあふれたかかわりは、言葉には表せないほどの、本当に素敵ものでした。
*****************
朝8時過ぎに、昨日福島まで復旧した新幹線に乗り込んだ途端に大きな地震。
暫く停電したものの、無事に新白川駅に到着。
(10分以上遅れて出発したにもかからず、予定通りの時刻に到着するJRはスゴイ!)
レンタカーで一路、小野町体育館避難所へ。
駐車場で手を振るさぶに出会えたときは、なんだかとても感動しました。
体育館は、ここ数日で始まった第二次避難所への移動で閑散としています。
でもおかしなことに、台車で荷物を運びこんでいる人たちもいます。
実は、おとといの夕方の地震で、避難先のいわき市が停電や断水が起こり、みんな戻ってきているとの事。
「他の地域の他のホテルや旅館も指定されたけど、やっぱり住みなれたっていうか、ここの方がよくって帰って来たんだ」
さぶを見つけて近寄ってきた男の子がぽつりと言う言葉に、複雑な思いがよぎります。
この小野町の体育館には、被災した広野町の町役場の災害対策本部が置かれています。
体育館に入るなり、本部の大和田さんをさぶから紹介されました。
「ずっと彼女に子どもたちと遊んでもらっていて助かります」
そんな笑顔の一言に、さぶが創り出してきた暖かいかかわりを強く感じさせられます。
当の大和田さんも被災者であり、まだ災害以来ほとんど休みを取っていません。
仮に休んだとしても、今は住まいがここの体育館ですから、休んだことにはなりません。
子ども未来のスタッフのノリチャンがずっと連絡を取り続けてきた、小野町の福祉協議会の渡辺さんにもお会いできました。
彼女にも、このひと月間一度の休みもありません。
体育館には、色々な壁面に子どもたちや大人たちの絵が貼ってあります。
広い体育館の真ん中にポツンとさぶの作ったスペースが残っていました。
暫くは、このスペースも閉店と言うわけには行かないようです。
午後二時の約束に間に合うように、第二次避難所の母畑温泉(ぼばたおんせん)の八幡屋さんというホテルへ。
地元でも有名な、大きなホテルです。
広大な敷地は、子どもたちが十分に遊べる庭があります。
この八幡屋さんは、県と広野町の依頼によって200人ほどを受け入れています。
一流ホテルの持つ、気持ちの良いサービスと快適な空間は、避難している方々にとって体育館とは比べ物にならないほどの環境です。
でも、今まで違って町のみんなの顔が見えないし、話もできない。
自分の部屋以外に居場所がなくなってしまうのです。
「三度の食事の時間になっても、お見えにならない方がたくさんいます。宿泊しているはずが、体育館にお戻りになって、お部屋にいらっしゃらない方もいます。」
支配人で母畑(ぼばた)で生まれ育った塩田さんがつぶやきます。
「必要であれば、このラウンジの一角をどうぞお使いになって下さい」
驚くほどのサービスです。
一般の宿泊客がほかにもいるというのに、日の差し込む、大きな窓の素晴らしい一角を提供して下さいました。
それだけではありません。
セラピストたちの宿泊も、驚くほどの低料金にしてくれたのです。
打ち合わせの途中で大きな地震がありました。
そのお陰?で、ロビーに皆さんが集まり、さぶが会いたかった、子どもたちやお母さんたちに会う事が出来ました。
「さぶちゃーん」
さぶのブログで時折目にする、あの呼びかけが実際に耳に飛び込んできました。
あっという間に2~3人の子どもたちがさぶを取り囲みます。
こうなると、一緒に行ったマッキーやノリチャンの本領発揮です。
ロビーの、それもフロントの前に陣取ってみんなで「お絵かき」の始まりです。
ホテルの従業員も支配人も、小言一つ言わずに見守ってくれています。
そのうちに、部屋に戻れることになっても、子どもたちもお母さんたちも動きせん。
「部屋に入ると、家族だけになってしまう」のです。
支配人がラウンジの一角に急遽テーブルを出してくれました。
お土産売り場のお姉さんに段ボール箱をもらって、即席の画材入れ。
あっという間にアートスペースの出来上がりです。
「写真を撮って」と叫びながら、カメラを向けると恥ずかしそうに隠れてしまうくーちゃん。
絵を描きながら、また折り紙を折りながらセラピストたちは子どもたちとずっと遊んでいます。
夕方になると、送迎バスで通っている学校から小学生たちが戻ってきます。
このホテルには、小学生21名、幼児8名が避難してきています。
さぶが一人でこの子どもたちを相手にしていたのかと思うと・・・・。
人手が必要です。
毎週末に2泊3日程度で、現地に入れるセラピストやサポーターを募集します。
毎回セッションをやるリーダーも必要です。
さあ、セラピストの皆さん「出番」ですよ!!!
クエストに限らず、N-CATの皆さんも、CHARTの皆さんも、7月の仮設住宅への移動までアートのサポートをしていきましょう。
幼児向け、小学生向け、中高生向け、更には親や大人たち向けにホテルのラウンジでやっていきます。
平日は今までどおり、さぶが通い続けるといってくれています。
さぶが言うように、チームでこのプロジェクトを支えましょう。
さぶの意志をみんなでつなげましょう。
子どもたちは私達の未来!
この小さな一歩が、ボクたちの心、人、町、国、世界、地球の未来につなげていくために!
さぶが、肌で感じていた、ほんの一部をボクも感じることのできた一日でした。
そして、このひと月間でさぶが築いてきた、広野町の皆さんや子どもたちとの信頼にあふれたかかわりは、言葉には表せないほどの、本当に素敵ものでした。
*****************
朝8時過ぎに、昨日福島まで復旧した新幹線に乗り込んだ途端に大きな地震。
暫く停電したものの、無事に新白川駅に到着。
(10分以上遅れて出発したにもかからず、予定通りの時刻に到着するJRはスゴイ!)
レンタカーで一路、小野町体育館避難所へ。
駐車場で手を振るさぶに出会えたときは、なんだかとても感動しました。
体育館は、ここ数日で始まった第二次避難所への移動で閑散としています。
でもおかしなことに、台車で荷物を運びこんでいる人たちもいます。
実は、おとといの夕方の地震で、避難先のいわき市が停電や断水が起こり、みんな戻ってきているとの事。
「他の地域の他のホテルや旅館も指定されたけど、やっぱり住みなれたっていうか、ここの方がよくって帰って来たんだ」
さぶを見つけて近寄ってきた男の子がぽつりと言う言葉に、複雑な思いがよぎります。
この小野町の体育館には、被災した広野町の町役場の災害対策本部が置かれています。
体育館に入るなり、本部の大和田さんをさぶから紹介されました。
「ずっと彼女に子どもたちと遊んでもらっていて助かります」
そんな笑顔の一言に、さぶが創り出してきた暖かいかかわりを強く感じさせられます。
当の大和田さんも被災者であり、まだ災害以来ほとんど休みを取っていません。
仮に休んだとしても、今は住まいがここの体育館ですから、休んだことにはなりません。
子ども未来のスタッフのノリチャンがずっと連絡を取り続けてきた、小野町の福祉協議会の渡辺さんにもお会いできました。
彼女にも、このひと月間一度の休みもありません。
体育館には、色々な壁面に子どもたちや大人たちの絵が貼ってあります。
広い体育館の真ん中にポツンとさぶの作ったスペースが残っていました。
暫くは、このスペースも閉店と言うわけには行かないようです。
午後二時の約束に間に合うように、第二次避難所の母畑温泉(ぼばたおんせん)の八幡屋さんというホテルへ。
地元でも有名な、大きなホテルです。
広大な敷地は、子どもたちが十分に遊べる庭があります。
この八幡屋さんは、県と広野町の依頼によって200人ほどを受け入れています。
一流ホテルの持つ、気持ちの良いサービスと快適な空間は、避難している方々にとって体育館とは比べ物にならないほどの環境です。
でも、今まで違って町のみんなの顔が見えないし、話もできない。
自分の部屋以外に居場所がなくなってしまうのです。
「三度の食事の時間になっても、お見えにならない方がたくさんいます。宿泊しているはずが、体育館にお戻りになって、お部屋にいらっしゃらない方もいます。」
支配人で母畑(ぼばた)で生まれ育った塩田さんがつぶやきます。
「必要であれば、このラウンジの一角をどうぞお使いになって下さい」
驚くほどのサービスです。
一般の宿泊客がほかにもいるというのに、日の差し込む、大きな窓の素晴らしい一角を提供して下さいました。
それだけではありません。
セラピストたちの宿泊も、驚くほどの低料金にしてくれたのです。
打ち合わせの途中で大きな地震がありました。
そのお陰?で、ロビーに皆さんが集まり、さぶが会いたかった、子どもたちやお母さんたちに会う事が出来ました。
「さぶちゃーん」
さぶのブログで時折目にする、あの呼びかけが実際に耳に飛び込んできました。
あっという間に2~3人の子どもたちがさぶを取り囲みます。
こうなると、一緒に行ったマッキーやノリチャンの本領発揮です。
ロビーの、それもフロントの前に陣取ってみんなで「お絵かき」の始まりです。
ホテルの従業員も支配人も、小言一つ言わずに見守ってくれています。
そのうちに、部屋に戻れることになっても、子どもたちもお母さんたちも動きせん。
「部屋に入ると、家族だけになってしまう」のです。
支配人がラウンジの一角に急遽テーブルを出してくれました。
お土産売り場のお姉さんに段ボール箱をもらって、即席の画材入れ。
あっという間にアートスペースの出来上がりです。
「写真を撮って」と叫びながら、カメラを向けると恥ずかしそうに隠れてしまうくーちゃん。
絵を描きながら、また折り紙を折りながらセラピストたちは子どもたちとずっと遊んでいます。
夕方になると、送迎バスで通っている学校から小学生たちが戻ってきます。
このホテルには、小学生21名、幼児8名が避難してきています。
さぶが一人でこの子どもたちを相手にしていたのかと思うと・・・・。
人手が必要です。
毎週末に2泊3日程度で、現地に入れるセラピストやサポーターを募集します。
毎回セッションをやるリーダーも必要です。
さあ、セラピストの皆さん「出番」ですよ!!!
クエストに限らず、N-CATの皆さんも、CHARTの皆さんも、7月の仮設住宅への移動までアートのサポートをしていきましょう。
幼児向け、小学生向け、中高生向け、更には親や大人たち向けにホテルのラウンジでやっていきます。
平日は今までどおり、さぶが通い続けるといってくれています。
さぶが言うように、チームでこのプロジェクトを支えましょう。
さぶの意志をみんなでつなげましょう。
子どもたちは私達の未来!
この小さな一歩が、ボクたちの心、人、町、国、世界、地球の未来につなげていくために!
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