自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

フロイトの防衛機制を学ぶ3日目

2014-05-03 06:28:19 | ひとり言
フロイトといえば、深層心理学の祖、と言われる存在。


フロイトのもとで学び修業をした後に、決裂した著名な心理学者はたくさんいる。


カール・G・ユングも、アルフレート・アドラーもしかり。


その功績は、もしも現代ならノーベル賞は当然と、ボクはいつも想う。


「自我」を重んじる社会の中で、自我が認識することのできない「無意識の存在」を、提示したのですからね。


あらゆる批判にも負けなかったおかげで、心理学はまさに「心」と向き合う学問となった。


フロイトの心理学は、抑圧心理学と呼ばれることもある。


自我が、その安定を図るために様々な「自己防衛」を本能的にしている。


一般には、投影とか、対向とか、抑圧とか・・・


専門的で難しくなるけれども、昨日は、アートの中にその「防衛機制」がどのように現れてくるのかを、実践的に学んだ。


おもに虐待を受けている子供たちのアートの中にそれは顕著に現れていて、ルシールさんの豊富な経験のもとになされる解説は、今までクエストでは味わえなかったものではないだろうか。


3日目を迎えて、ルシールさんの引き出しにはまだまだ素敵な宝物が隠れている。


ところで、こういった心理療法には、一般に言われる「守秘義務」と呼ばれるものがある。


「セラピストが、セッションで見たことも聞いたことも、当事者以外には誰にも話さない」という基本的なルールである。


このことで、クライアントの安全が保障される。


クエストでも、この守秘義務は常々伝えていること。


でも、昨日は、ルシールさんがそれをいかにもアートセラピストらしく、そして意味深いものとしてボクたちと共有してくれた。


このJIPATTの1期生は、とにもかくにもこのルシールさんから学べていることに、大きな喜びがあるのではないだろうか。


きょうから、一昨日に来日したミシェルさんが、クラスに合流する。


さて、学びはまだまだ続く。












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