自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

シャドウな二日間は・・・

2012-11-12 04:46:27 | ボクのクラス
ユングは、「シャドウのテーマは、個性化のプロセスの最初の肝試し」と言ったそうだ。


肝試し、と聞くとボクにとっては「お化け屋敷」「ジェットコースター」(ここまでは何とか頑張れる)、「高飛び込み」「バンジージャンプ」「スカイダイビング」(これはさすがに遠慮する)。


いざそれを目の前にすると、足がすくみ目がくらむ。体も震えてくる。



シャドウに直面した時の恐怖と、其れに向き合う覚悟を考えれば「肝試し」とは言い得て妙。



そんな二日間を東京の受講生と一緒に体験していきました。


本来一つだったエネルギーの中から、自分が認めることのできないエネルギーを心の奥底に閉じ込める。


閉じ込められたそのエネルギーは、戻りたくても戻れない。





やむを得ず、外界に投影する。


すると、自分の目の前に「イヤな奴」が登場する。


何で嫌なのか理由はわからないけど、ともかく不愉快。時には傷つけられれてしまう。


その「イヤな奴」は、単に自分が閉じ込めたエネルギーを鏡のように映しだしているだけ。


つまり「投映」が起きている。






このことが理解できると、人生はずいぶん楽になる。


外の世界のあれこれを何とかしようとするのではなく、自分に取り組んでいけばいいのだから。


この単純な理屈を、思春期のころに誰かに教えてもらっていたらボクの人生はずいぶん楽になっただろうと思うのです。



父親に投影し、世の中の権威すべてに投影する。



その結果、いつでも不平と不満でイッパイの毎日を送ることになり、毎日腹を立てることにもなる。



向き合うのは、確かに大変だけれども、心理的なサポートをするセラピストや訓練されたトレーナーがいれば無理なく超えられる。



影は影だけで存在することはできない。


「光は闇に、闇は光の中にこそあるもの・・・・」


それぞれが自分の内なる光と出合う、尊い二日間でした。






さて、クエストは今日と明日、スタッフ研修でお休みです。


美術館やら大好きな神社仏閣巡りをゆったりと味わってまいります。

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