繁浩太郎の自動車と世の中ブログ(新)

モータージャーナリストとブランドコンサルタントの両方の眼で、自動車と社会をしっかりと見ていきます。

新型マツダCX-5 試乗記

2017-02-15 17:06:43 | 日記

本日、横浜で新型マツダCX-5を試乗してきました。

実は、発表以降雪上試乗会もあったようですが、私は今回が初めての試乗になります。

マツダには申し訳ないですが、そんなに期待もしていませんでした。ただ、なんだか外装色の赤がスゴイ位のことは思っていましたが。

というのも、「デザインと走り」を頑張りましたというC-HRを試乗してズッコケた経験もあり~のでして・・・苦笑。

しかし、C-HRのデザインは日本のユーザーにウケルと思いますし、販売はスゴイことになると思いますがね。

 

CX-5の外装色は確かに、スゴクきれいでした。チョット前ならモーターショーにしか出せないような、つまり量産出来ないような、深くてきれいな赤です。

ドア等の蓋物のダンチリや建付けも良く、このへんで「ちょっと国産車じゃない感じ」と思い始めます。ただ、テールゲート周りはチリが大きかったです。ゲートの大きさの割にテールゲートヒンジが小さかったので、そういうことかなと勝手に済ませてしまいました。

このタイヤは225/55R19というそこそこデカイものですが、ボデイのデザインが強くまた先程のボディカラーと相まってか、こうやって写真でみるとしっかりとしていますが、実際はちょっと小さく見えてしまいます。

内装は、インパネはシンプルで、ドアーライニングは一般的でちょっと外のデザインと比べると負けてる感じでしたが、センターコンソールだけは大きさ形、位置、存在感、など良かったです。

 

ここからが、本日の本番ですが・・・

とにかく、走りがいい。こんな国産車に出会ったことありません。走りがいいと言っても、アクセルペダル踏んでドッカーンという走りではなく、ステアフィールが非常に非常にドライバーの気持ちに素直なんです。

ドライバーがステアリングを操作した分だけ、すぅ〜っと車両が方向を変える。エレクトリックパワーステアリングで難しい(コスト含めて)中立付近もノンパワステのような良いフィーリングで驚きました。

また、まっすぐに走っていても、これが「まっすぐ走るんです」。なんだかわからん説明で恐縮ですが、とにかくそうなんです。

何ていうか、ツルっと・・? しっとりと・・? すぅ〜ット・・? 究極の表現は「タイヤが丸い」と感じるのです。

真っすぐ走っても、ステアしても、走りの質感、フィーリングがスゴク高いのです。

また、ブレーキとアクセルペダルを踏んだときの効き方が近く、非常にドライバーにとってコントローラブルです。当然、どっかのメーカーのチョイ踏みでガクット効くカックンブレーキやチョイ踏みでグワッとスロットルが開く感じのアクセルとは異なります。

ステアフィールいい理由は、当然技術にあり!  GVCという制御技術がENGなどに入っています。この技術は詳しくはマツダをはじめアチコチとネットにアップされていますから、探して読んで下さい。

私は、言い過ぎを覚悟で言うと、この走行フィールをもたらすマツダの技術GVCは「革命的」と思います。多分、他のカーメーカーも追従するのではないでしょうか?

カーブで内輪をブレーキで摘まんだりする技術とは全くアウトプットが異なります。

「ちょっと国産車じゃない感じ」と感じたのは、走らせてみて「確実に国産車のステアフィールを超えている」に変わりました。

マツダの技術陣に拍手と、是非ノーべル賞を・・・。

 


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