先週まで冷房なしでは寝れなかったのに、
ここ2~3日前から長袖でお布団に包まってます。
☆ピピのお昼寝場所も涼しい場所からお布団に移動してます☆
お天気情報によると10月上旬の気温だそうです。
来週から平年並みになって残暑もあるらしいのですが、
また半袖を着るのが、3歩あるいて1歩下がるみたいで、もう面倒な気がします。
あちこちで想定外の災害、何でもありの空模様なので、このまま秋突入でも驚きませんが、
夏らしい入道雲の写真を1枚くらい撮りたかったのでそれが心残りです。
真っ青な空にモクモクとくっきりと立ちあがるような真っ白な雲・・・
今の所、そんな雲に一度も出会えてません。
この場所だけなのか、これからなのか、
それとも私があまり出歩いてないせい?・・・(。。;)
ともあれ、こんな冷房も暖房もいらない日が出来るだけ長く続いて欲しいものです。
最近読んだ本です。
『なくしたものたちの国』 角田光代著
どこから読んでもいい5つの短編なので読みやすく、<根気がない夏の私>向きでした。
中では「さようならと、こんにちはのこと」「なくしたものたちのこと」が印象に残りました。
以下は読後感です。
誰でも大切にしてた物をなくした経験はあるでしょう。
私の場合、すぐに気がついた時はだいたい見つかり、
もし見つからなくても想像の範囲内の場所に潜んでると思います。
でも暫くぶりに使おうと思ったものが、あると思った場所にない時は、
まず、いつからないのか不明なので、いつか出てくるかも・・・
と思いつつ結局あきらめるのですが、そのうちそのこと自体も忘れると思います。
そこで慌てて、物が自分から「忘れないで~」といって出てくればいいのに。
でも、それは物限定のお話で、この「さようならと、こんにちはのこと」のように、
生命だったら・・・長~い年月が流れてるとしたら・・・戻る居場所はあるのでしょうか?
記憶の中にしか存在してない人を忘れるために時間は救いであるけど残酷でもあります。
松尾芭蕉の<月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。>が浮かびました。
結局、最後は皆、同じように去って行く者同志なんだし、
ちょっと先か後かだけなんだと思えます。
身近な大切な人だったら、夢で会う瞬間は存在してるのと変わりなく幸せなので
思い出してくれる人がいる限り、そこは居場所と同じなのかも知れません。