ジャガイモと梅が収穫の時季を迎え、今年も豊作でした。なかでも梅は梅干しと焼酎に漬けるのですが、昨年も豊作だったことから処理しきれず、どうやら一部は廃棄となりそうです。
大豆から作る自家製赤ミソは、2年、3年と漬けたものを食べていますが、インスタント食品で売られている“赤だし”とは比べものにならないほどおいしいものです。
日本食は、さまざまな発酵食品が使われているのが大きな特徴で、代表的な食品だけでも、ミソやしょうゆ、納豆、漬物などがあり、日本に発酵食品が多いのは、湿度が高く、発酵微生物の菌が発酵しやすい条件がそろっているためのようです。
外国にも発酵食品のヨーグルトやチーズが存在しますが、日本ほど種類が豊富な国はそう多くはないようです。先人たちは身の回りの菌や微生物を有効活用し、栄養が豊富で保存が効く発酵食品を多く生み出しました。
日本で生まれた料理がすべて和食ではなく、「和食」は各地の風土に合わせて生み出され、古くから親しまれてきた日本の伝統的な食文化を呼び、外国から伝わり、日本人の口に合うように改良された料理は「日本食」と呼ぶようです。
刺身を好む日本人は、魚以外でも生で食べたりすることが好きの人がいて、新鮮だからといって食べるのは危険が伴い、豚肉を生で食べればE型肝炎ウイルスに感染する危険があり、死亡する場合もあることがわかっていて、生で食べるよう提供すれば法令違反です。
普段は食べない物を食べることを「ゲテモノ食い」といいますが、私が食べた「ゲテモノ」では、「フルーツバット」といって、パラオ共和国での夕食にコウモリが1頭、姿のまま煮汁と一緒に器に入って出てきました。食文化の違いとはいえ私は「ゲテモノ」という意識で食べることとなりました。
写真:煮汁に入ったフルーツバット (インターネットから借用)