NHK連続テレビ小説「おむすび」で登場する白いご飯「おもすび」は、白米のご飯ですが、ご飯も 炊き込みご飯、混ぜご飯、スシ、おにぎり、丼、茶漬け、炒飯、雑炊、ボタ餅、御幣餅などがあり、ご飯の食べ方もいろいろあります。
ご飯を炊くには、洗米、水加減、炊飯、蒸らし、保存とコツがあって、現在では、白米を炊くのが一般的ですが、麦、キビ、アワなど穀類を混ぜたご飯もあり、かつては「飯(めし)」と呼んでいたこともありました。
米飯を基本とする和食スタイル(1汁3菜・献立全体のカロリーは、600~700kcal以下)は、理想的な栄養バランスで、「うま味」を上手に使うことで動物性の油が少ない食生活ができ、肥満防止、長寿の効果があるようです。
私の場合、幼いときからご飯の習慣ができていて、どうしてもパンや麺類よりは、ご飯の方が好きで現在も食べ続け、コメへのこだわりがあります。
昨年の夏から秋にかけ、スーパーから「コメがなくなった」というニュースがあり、新米価格が前年より5割も高くなったと言います。ところが、コメを作る農家は、土日だけの農業で、それ以外は外へ働きに出る兼業農家が多く、農業の赤字を兼業が補填し、家族を養っているのです。農家の時給は10円とも言われているのです。
つまり大幅な赤字経営が多く、日本は主食のコメを減産し続けていて、今や米不足になりかねない限界にまで達し、政府は大規模農家を認定農業者にして補助金などを手厚くしていますが、農家の大半を占める小規模農家は、補助金の対象外にしているのです。
コメが不足すれば、外国から輸入すれば良いと言うのですが、はたして外国米を日本人が「ご飯」として常食するかどうか・・・。そしてコメの生産も防衛力では・・・。