1月17日が来ると阪神大震災を思い出します。その日は大阪に住み神戸で仕事をしていた長男の安否が気がかりで、ニュースが流れるたびに被害に遭遇していないか心配していました。
災害が起きて、救出するに72時間が生命の分岐点だと言われ、最低3日間の食べ物、燃料、衣服は必要、特に冬場の震災では防寒が求められ、都会ではマグニチュード7程度が起きると、職場から帰宅することができない人が数多く出ると予想され、道路は救急車や消防車が走れなくなると思います。
あれから30年、日本のどこに住もうが地震の被害に遭うことは想定され、自然の猛威をくい止めることは困難です。大震災の経験と教訓を忘れないよう、地域や世代をこえて伝え続け、次の大災害に備えなければなりません。
東日本大震災で学んだことですが、海上を震源とする場合は津波が来ることの怖さです。山あい地域に住んでいる場合でも、山崩れによって直接生ずる土石流、大量の土砂・岩片を含んだ濁流が渓岸・山腹を押し削って流動する「山津波」があります。
非常時には、常時使用している物の他に、カセットコンロと燃料ボンベ、保存食(米・パン・非常食セット)、トイレ用凝固剤、充電器、手動発電ラジオ・LEDのライト、シャンプー、飲料水、医薬品、簡易食器、履物、毛布、下着、洗面用具、工具類など、あらかじめ用意したいものです。
寺田寅彦の名言「天災は忘れたころにやってくる」を改めてかみしめたいと思います。 震災に、「心の備蓄」も必要だと思います。