外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

敏感な問題

2018年03月04日 | 日記

3月4日(日) 雨のち曇り

今朝の気温が8度、随分暖かくなりました。
雷雨があって強い風もあって、午後には2度にまで下がりました。
不思議な天気です。

さて、明日から2学期が始まります。
先学期はなかった3年生の授業があります。科目は「通訳」で今日の午後に
学生に頼んでテキストをコピーしてもらいました。
先学期に主任から2冊の本を紹介され、それを使う気でいたのですが、
新たに違うテキストが届いていました。
それを見た同僚の先生が「これ、やばくないですか?」と。

何がやばいのかと言うと、いくつかカテゴリが分かれているのですが、
最初のユニットが政治で「台湾問題」「釣魚島(尖閣諸島)」「A級戦犯」と
学校側が「触れないでくれ」という敏感な問題がてんこ盛りです。
「やっちゃっていいですか」と内なる言葉が出てきそうになりました。

先学期主任が紹介してくれた本と出版社は同じなのですが著者が違います。
また『通訳3級』と表題は同じなのですが文章の難易度はかなり高い。
紹介された本は真題(過去問)とあるので、恐らくこちらが正式なのでしょう。
紹介された本を使用することに決めて学生にコピーを依頼したものです。

通訳の授業はこれが初めての為、どのように進めるかは明日からの授業次第
ですが、聴いて答えるだけでなく、会話を模倣、つまりロールプレイも
取り入れてみようかと考えています。
ただ聴くだけでなく実践してみる。発声できれば、聴く事もたやすくなると。

ただ一つ、今学期残念なことがありまして、3年生のサロンが無くなった上に
通訳の担当が私が1組、同僚の先生が2組と振り分けられた為、2組との
接点が無くなります。
同じエリアにいながら会うと「久しぶり」と声をかける4年生と同じ存在に
なりそうです。


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今日の気になる話題
<朝日新聞・奥山俊宏「我々大手メディアはかつてない逆風。
 誹謗中傷にさらされています」>
https://snjpn.net/archives/44699

一昔前なら「嘘つきは泥棒の始まり」なんて説教されていましたが、今や
泥棒の部分を朝日と言い換えてもしっくり来ますね。

 

コメント
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