外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

人生初の命名(ペットを除く)

2012年02月19日 | 日記
2月19日(日) 晴れ

暦の上では2月も半分を過ぎ、そろそろ気温が上がってくることを期待しているのですが、毎朝の
外気温は更に下へと向かっているようです。旧暦ではまだ1月末ですからまだまだでしょうかね。

今日は芳が2年生担当の方先生の家に遊びに行くと誘ってくれたため急遽一緒に行ってきました。
場所は学校から歩いて10分少々のここ数年で建築されたマンション。少々洋風のお洒落な建物です。
ご主人が3年間の日本研修を経て稼いだお金で購入したのだ、とご結婚当初に伺ったことがあります。

単にお部屋に伺うのが目的ではなく、昨年秋に生まれた赤ちゃんを見に行くこと。
住まいは近いのですが、産休と育児休暇とあってはこちらから伺うことも難しかったのですね。

お部屋は6階建ての6階、もちろんエレベータなどはありません。4階を越えたころには少し息が
切れながら到着しました。お部屋はとても綺麗で中国人特有の結婚写真が大きく掲げられていました。
余談ながら、もし中国人女性と縁があったとしても部屋にこんな写真を飾るのは勘弁ですね・・・。

赤ちゃんは国慶節の前日、9月30日生まれ。4ヵ月半ですね。

方先生は今学期から職場復帰されていまして、不在の間はお母さんが面倒を見ていらっしゃるのだ
そうで、私を見てマシンガンのようにお世辞を並べてくださったあと、方先生に同僚を紹介しろと
せっついていらっしゃいました。こちらはひたすら汗をかくだけです。

赤ちゃんの名前、何度方先生から聞いてもわからなかったのですが、書いてもらったら
【鎧閲】鎧:よろい ですね。女の子なんですけどね・・。
学生の名前を見ていると、日本では男性に思える漢字をよく見かけますが、この子もその一人に
なりますね。ちなみに方先生とご主人はお互いに性別が逆になればしっくりくる名前なのです。

名前を教わっているときにいきなり方先生から日本名の命名を要請されました。
名前、当然のことながらまだ結婚さえもしていない私が命名なんてしたことがありません。
先生夫婦お二人から何か取ろうかと思ったのですが、ちょうど国慶節の前日に生まれたということで
「くにこ」という音が頭に閃きました。しかし国子という漢字は私の周囲にはいないので、【邦子】。
一瞬女優さんの顔が浮かんで、どうしようかと迷いましたが、方先生が向田邦子さんのことをご存知
だったので、それで落ち着かせました。
ちなみに後から「久仁子」の方が良かったかと少し後悔しましたが・・・。

中国の1人っ子政策の影響で方先生が産める子供は一人だけなのだそうです。今後は子宮に受精しない
為の玉を入れる手術をしなければいけないのだそうで。
学校の女子学生には兄弟がいる子が多いもので、男子が生まれるまでは産んでもいいと認識しておった
のですが、それは農村の話で都市部ではどちらであっても一人しか産めないのだそうです。
そういえば、この校内に住んでいらっしゃる先生方に二人以上のお子さんがいるのを見たことがない。
中国の政策は複雑ですね。

方先生もご主人もぽっちゃり体型ですので、邦子ちゃんも同じ道を歩むと思いますが、元気に育って
欲しいものです。


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本来の日本人会、初参加

2012年02月18日 | 日記
2月18日(土) 晴れ

09年にこちらに来て以来若干の興味を持ちながらも参加を固辞してきた日本人会に初参加しました。
参加しなかった理由が、私を誘った方がかなり怪しい日本人であったこと、そして現地給料の人間に
とってはいささか厳しい参加費(150元)であったためです。
今回は同じく現地にいる日本人の知人から誘われ、「最初で最後でもいい」くらいの気持ちで参加
しました。

場所は市内のとても有名なホテルの一角にある和食店。
料理はというと日本で言えば居酒屋のもの。それでも次々に和食店が消えているこの地では貴重です。
お酒は日本酒があるのですが、どうやら偽者のようで、あまり日本酒が飲めない私でも酷い味である
ことがわかりました。
同席で一緒に飲んでいらっしゃった方がウェイトレスに頼んで持ってこさせた大分の焼酎(本物)が
美味しかったですね。

同席になった方々が同年代の方が多く、しかも出身が九州や西日本の方々でとても楽しめました。
まだ日本から帰ってきたばかりなので実感は薄いのですが、同じ文化を持つ人間同士で集まれるという
ことは貴重ですね。
以前は私が幹事役になって外教と日本語学校及び機関を運営していらっしゃる中国人の方々とで食事会
を開催していましたが、2年で人数が減ってしまい私の中の気力が失せてしまいました。

会費を考えると厳しいのですが、たまに参加するならいいかもしれない、と思えました。
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初仕事は代役

2012年02月17日 | 日記
2月17日(金) 晴れ

市内にある語学学校の校長先生から突然の連絡があったのが昨日。
現役中学生でアニメを見ながら独学で日本語を勉強した子が今春日本留学をする為に相談に来る。
ちょうど日本人教師が不在のため、代わりに学校に来てくれないか、とのご相談でした。

高校から留学、なんとも羨ましい話です。
ちょうどスケジュールが決まり、今週は何もない上、先学期末のたけしのご相談のお礼もあり快諾。

その親子が到着する前に校長先生から話を伺ったところ
なんでも大きな組織のトップの娘だそうで、月の小遣いが5~6万元なんだとか。
一瞬日本円と人民元を聞き間違えたのかとも思いましたけど、5万円だとしても大した金額ですね。
元となると日本円に換算して60万~72万円(1元=12円計算)。これが中学生に毎月?
この数年中国の貧富の差が話題になることがありますが、その具体例が目の前に現れるわけですね。
そして、校長先生の話によると日本語はほとんどがアニメ言葉だと。
想像するに、入学してからしばらくのたけしの状態か??

その親子が来校し、暫くして呼ばれました。
見た限り、母親はどこにでもいる普通の中国人、娘はかなり垢抜けしているといった雰囲気。
今すぐ日本に行って日本の高校生になっても何ら違和感がありません、見かけは・・・。
その娘に日本語で話しかけてからが驚きでした。
アニメの実写版とでもいうのでしょうか。中国語で話している際はどこにでもいる中学生なのに
日本語になると言葉から仕草から今すぐ秋葉原でコスチュームを着て働けそうな状態に。
それがわざとではなく、自然なのですよね。
大爆笑しそうになるのをとびっきりの笑顔に変えて必死で耐えておりました。
一人称代名詞が「ぼく」、「わたし」という言葉は一切出てこない。
アニメはほとんど見ているけど、一番好きなのはワンピースだそうで、私は詳しく知らないのですが
そのキャラクターの話し方そのままなのでしょうね。

本人はずっとアニメを見てきているので仕方ないのですが、教科書で出てくるような日本語は知らない。
もし私の学生であれば、たけしの時のように何度も叱るところですが、あくまでも校長先生の学校の
お客様になるわけですから、ひたすら我慢。
しかし、ちゃんと会話が成立するのですから大したものですし、若い能力の素晴らしさを感じます。
ただ、反面面白い事実も。
ひたすらアニメだけを見てきて、誰からも教わったことがないので簡単なひらがなカタカナが読めない。
まさに耳だけで覚えてきた典型ですね。

会話は(アニメ言葉であることを考慮して)できるので、音と字を一致させれば問題無いことだと
思いますが、今でもたけしがよく間違える清音と濁音の違いには苦労しそうな気がします。
KGTDの音は中国語と日本語では発音の違いがあるようで、我々日本人が当然のように清音と
考えている「た」や「か」は時に中国人には「ga」「da」と聞こえているようなのです。
確かに、東北弁の「わたし」は私にも「わだし」に聞こえたりしますが・・・。
学校の日本語を勉強している学生は文章から入っていますからその間違いは少ないのですけどね。

校長先生がご紹介されていたのは大阪府内にある中学~大学への一貫校。
そして奥様が途中から紹介したのが四国にあるかの元横綱の出身校。
これだけの財産があると分かってしまうと危険な境遇に合わないとも限らない。
四国の方がいいのではないか、と思ってしまいました。
もちろん、私は今後一切関わるつもりはありませんが。
校長先生もポロリと一言、「行った後のことが心配ですね」
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スケジュール決定

2012年02月16日 | 日記
2月16日(木) 晴れ

体調がすっかり良くなったので早朝のグラウンドへ。
それにしても寒いですね。外気温は零下3度。帰国前と大して変わらないのですが
広島のまだ湿度のある外気を感じているせいか寒く感じます。

午前中に杜先生が今学期のスケジュールを持ってきてくださいました。
月曜日と金曜日の午後に1つずつの2コマ。
予想通りの数でしたね。
クラスが1つになり、さらに産休中だった先生が復帰される為、多くても3コマかなと。
例年なら後で追加の授業があるのですが、さすがに1クラスしかないとなると
紙一枚ですから動かしようがないでしょうね。
私にとっては一昨年の2学期以来の少ない授業数になります。

先学期話のあった他の学部での外国語の授業、日本語に関しては結局100名ほどだった
そうで、3クラスに分けてそれぞれ1班を包先生が他の2班を杜先生がそれぞれ
週2コマずつ担当されるそうです。杜先生も締め出されてしまったようで・・・(笑)
暇になるので杜先生の授業に遊びに行きますよ、と冗談で話したのですが
杜先生が仰るには
「比較的男性が多く、日本語希望者というよりは英語を避けて日本語を選んだ」学生が
多いのだそうです。
つまり外国語は必修なのですが、英語が嫌いなので韓国語と日本語のどちらかを選んだ
結果が日本語だった、ということなのですね。
その担当が非常に優しい杜先生だったということは、この2つの班に選ばれた学生達は
非常に幸運だったと思えます。(笑)

冗談はさておき、この2コマの授業とも午後最初の授業。昼寝が足りない学生は
寝ぼけた顔をしていたり、寝坊して遅刻したりとどうにも締まりのない授業になる事が
多いのですが、今学期は産休の先生が帰ってくることで私が厳しくしなくてもその先生
が厳しくされるでしょうから私はあまりストレスを感じなくてもいいかも、と勝手に
葛藤から抜け出ようと考えております。
授業方法は・・・どうしようか、それは1回目の授業を見てからですね。
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少し慣れてきたかな・・旧暦

2012年02月15日 | 日記
12月15日(水) 晴れ

昨日病院でいただいた薬が効いたのか、昨日のようなだるさはありませんでした。
原因が分かった安心感もあるのかもしれません。

昨日一昨日と体のだるさがあり昼も極力部屋で食事をしていたのですが、今日は久々に
教職員食堂へ。野菜をたくさん食べるにはここを置いて他にはありません。

この教職員食堂へ来ると、以前は杜先生なり劉先生なり一緒に食べる同士がいた
のですが、お二人とも結婚して以来姿を見せることが少なくなりました。
杜先生は奥さんと一緒に家で食べるそうで、劉先生は・・はて?
ということで先学期から一人で食べることが多いのですが、今日はたまたま外事主任が
珍しく同じ時間に来たので、久々に一緒に食べることに。

一足先に仕事を始めている外事主任にいつから仕事をしているのかと尋ねたら
「初八」だという答えが
この言葉、中国人同士なら難なく分かることなのですが、外国人だとよほど旧暦に
慣れている者でないと分からないのですよね。
中国では旧暦の月初めから10日までを【初○】という表現をするのです。
外事主任が答えたのは旧暦新年つまり春節(1月23日)の初八なので1月30日。

冗談交じりにこのように応えたのでしょうが、私もちゃんと計算して1月末だね、と。
すると、「よく分かったな」と言わんばかりに
「日本では春節を過ごしたのか(祝ったのか)」と尋ねてきました。
日本やアメリカでは春節の習慣がないことを知っているくせにね・・。

とはいえ、教師に先立って出勤しているわけですから頭が下がります。
彼の存在がなければ、我々外国人教師は困ってしまいますからね。
この場を借りて感謝します。。。届かないと思いますが。。。
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情人節

2012年02月14日 | 日記
12月14日(火) 曇り

「情人節」いわゆるバレンタインデーの今日、ひたすら寝ておりました。
一昨日到着してすぐに知人に会うために外出したのですが、昨日の昼あたりから急に
体がだるくなりベッドの上に。旅の疲れなのか風邪なのか分からないままパブロンを
飲んでおりましたらだるいままでも何とか動けましたので、風邪であろうと判断し
午後杜先生に通訳をお願いして一緒に学校近くの軍人病院へと行ってまいりました。

咳、鼻水、発熱などの風邪の症状が一切ないため、本当に風邪かどうか確信はなかった
のですが、医者の話によるとすこし喉が腫れているそうで点滴にするか薬にするかと
問われ迷わず薬を選びました。
杜先生によれば点滴なら今日中に治る可能性が高いということなのですが、2時間も
病院のベッドに横になるのは勘弁です。日本なら注射一本30秒もあれば終わります
から気分的に楽なのですけどね。

さて、いつものことながら学校は始まっても外教の授業は始まらないという状況は
変わらず、今日の状況だけを考えれば授業がなくて助かったというところでしょうか。
中国のバレンタインデーは日本と違って男性が女性に贈り物をする日だそうで、授業が
あれば学生たちに何かを求められたかもしれませんね。もちろん、簡単なお土産を、と
福岡空港で20個入りのお菓子を買ってはおきましたけど。。
以前なら広島の味を・・と「もみじ饅頭」を考えていたのですが、今回は飛行機利用
の為、小さな箱で多数入っているものを探しています。一個あたりの単価を考えても
その方がいい。。

今回の中国行きについては久々の飛行機利用。2010年の初めての帰国時以降夏からは
重量制限を気にして中国行きは船を利用しておりましたので、荷物の大きさは今回ほど
気にならなかったのですね。重い荷物は事前に港に送付しておけば預かってもらえます。
しかし、飛行機ではそうはいかないので、空港カウンターまでは全て持ち運ばなければ
ならない。大きく嵩張るものはなるべく避けたいものです。
45キロという重量制限、これが今回往復飛行機にした一つの原因ですが、実家の
体重計で量ったときは42キロ少々。もちろん体重計ですから的確に量れているとは
思ってはいませんでしたが、実際にカウンターでベルトに載せたら45キロジャスト。
これにはカウンターのスタッフも驚いていました。

私もおそらく滅多にお目にかかれない数字に感動も、少し冷や汗が・・・
夏の帰国では飛行機が安くても(学校支給ですが)考え直すかな・・。
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福岡の夜

2012年02月11日 | 日記
2月11日(土) 福岡 晴れ

1月13日に帰国してまるごと1ヶ月、早いものですね。あっという間でした。
帰国した際に飛行機で隣の席だった留学生からQQで連絡があり、せっかくだからと
食事と福岡の散策を約束しました。

私も不慣れな街ですが、昨夜観光地を探して思い出したのが太宰府天満宮。
我々の中学校の修学旅行が北九州で阿蘇山や長崎の平和公園を回ったことは覚えている
のですが、行ったはずの太宰府天満宮の思い出がまるでない。
ならば、彼女たちの学業成就の祈願を込めて再度訪れてみよう。

飛行機で知り合った留学生の女の子と1日違いで到着してきたという既に日本語検定
2級を取得した女の子の2人を連れていざ地下鉄から西鉄へ。
私も勝手が分からないので、駅員や案内所を訪ねながらの手探りの旅です。

現地に到着して何か思い出すかと思ったのですが、残念ながら何も思い出がない。
まるで初めて訪れた地のようでした。

ネットで探していた時にあるサイトで見た往復電車代+餅のセットの切符。
何のことやら分からないままチケットの販売所を見つけて購入したのですが、
「梅ケ枝餅」という名産だったようです。境内までの参道に並ぶお店のほどんどが
その名前を看板に出していました。
切符にあったのは「かさの家」という店のもので、どこにあるのかと探すもほどなく
長蛇の列が目の前に現れたそのお店でした。とはいえ、チケットの為の列ではなく
そのお餅をお土産として購入するお客の列だったので余程有名なのでしょう。
そのお餅と抹茶のセット、よく考えれば抹茶を飲むのは初めてかもしれません。
茶道でみるような少々泡の立つお茶、味はというと少々苦いかな、と思う程度でした。
餅はさすがに客が列をなすほどのもの、美味しかったですね。

現地に至るまでは、どこに連れて行くのかと少々不安げだった留学生の二人も、参道の
雰囲気と境内で行われていた猿回し、そしてこのお茶でかなり楽しんだようです。

夕方には別れ、夜には一人で中洲の屋台へと繰り出しました。
博多に来たからにはラーメンを食べないでは去れないですからね。

ちなみに宿泊したホテルですが、1週間前に楽天で探したのですが、駅近くの安い
ホテルがなくなっており、残り物・・・と予約した施設がとても素晴らしかったので
少しご紹介しておきます。
★博多駅前で安く贅沢に泊まるならここ_ホテルキャビナス福岡★すみませんが、男性限定です・・・
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