『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

シネマ歌舞伎

2011年05月16日 | 美術
  

建て替えの為、閉場している歌舞伎座、その近くにある東劇で「シネマ歌舞伎」が上映されている。
歌舞伎は一度だけ観た事はあったが以来興味を持って出かける事も無かった、先日歌舞伎に精通している友人に誘われて『連獅子・らくだ』のシネマ歌舞伎を観る機会を得ました。
中村勘三郎・勘太郎・七之助の息の合った豪快で華麗な舞台。古典落語でも各名人たちの大ネタと言われる「らくだ」の舞台は中村勘三郎・坂東三津五郎・・・ほかの演じる舞台映像は噺とはまた違った可笑しさ、死んでるラクダがカンカンノウを踊りだす場面などは涙出るほど笑いました。

古典落語の題材も歌舞伎の場面も江戸時代初期の発祥でしょうか?その時代って日本のいちばんいい時代だったんじゃないでしょうか? 車・TV・原発・・・無くても、、、

 

東北の被災地のニュースを見聞するたびに一日も早い復興を祈るのみですが、原発のニュースは聞くたびに腹立たしくなって来ます。原発事故直後からTV等に出ずっぱりだった原発学者・内閣閣僚・東電・保安院官僚・・今思えば、原子力の知識に疎い国民を愚弄して居たのだろうかと疑ってしまう。

地元の人たちにはお気の毒ですが、電源3法交付金も絶対安全なものでしたら出ないのでは? 頭を下げる東電会長の前で憮然として立って居た福島県知事さん?プルサーマルも受け入れる原発推進派知事さんでしたよね?県民に土下座されたら如何ですか?利権にたかって原発推進してきた人や企業も、、、

シネマ歌舞伎の帰り、ひまわりの咲いている数寄屋橋SONYビルに寄りました、館山から移送されたものとか。
昨日は猿江恩賜公園でジャコウアゲハ蝶を見る事が出来ました、初ジャコウアゲハでした、春の蝶は忙しく高く舞いますね、一瞬にして姿が消えました。


  初蝶を 追ひて道草 始まれり     松添博子