動的係り活動は、児童によって極端な差が発生します。何度も行う子がいるかと思えば、全く行わない子もいるからです。昨日(R5.6.30)のブログに書いた通り、それで構わない…と考えて行うのが動的係り活動です。
しかし、困った問題が発生しました。通知表の係活動を記載する欄に、正直に書くと管理職とトラブルになってしまうのです。
ある年度の教頭先生は、「べき思考」の非常に強い方でした。その方からすると、「係活動は、同じ時期に同じ回数を全員がおこなうべきである」となるため、当然、動的係り活動は認める事ができません。そのため、通知表時期に呼び出され、非常に厳しい叱責を受けたり、かなりムッとくる嫌みを言われたりしました(今ならパワハラ認定されるかもしれません)。
何とかして通知表は出せましたが、次に向けて対策を立てないと、またトラブルになってしまいます。どうしようかと考えていた時、パッと閃いたのが、「通知表に書かない活動にしちゃえばいいじゃん!」という事でした。
係活動は通知表に記載しますから、管理職としてもチェックし、必要に応じて指導せねばなりません。でも、通知表に記載されていなければ、管理職からチェックも指導もされなくなります。
こうして、「トラブルを避ける」という消極的な理由で、係活動だったものを会社活動へと変更する事になりました。
効果は絶大で、これ以後、今日(R5.7.1)に到るまで管理職とは全くトラブルになっていません。通知表にも学級通信にも載らない活動ですが、子供たちの思い出に少しでも残ればOK…そう考えて実践しています。