忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

第53回現日書展 私の好きな作品 ④

2013-08-09 22:57:07 | 書展
第53回現日書展も残すところ1日となりました。
明日の最終日は、午後2時終了となります。

書展が始まる時のワクワク感と対照的に
終わりが近づくと、名残惜しく寂しい気持ちになるのは、
私だけでしょうか? 

秋田や岩手では、「体験したことのない大雨」で
被害も出ているようです。
お見舞い申し上げます。

また、関東はものすごい暑さ。
明日は今日よりももっと暑いようで、
関東北部は38度の最高気温予想です。

皆さんくれぐれもご注意ください。

これまで現日書展の作品をいくつか、ご紹介してきましたが、
本日は、先日太空会書展でも素敵な作品を見せてくださった
木原光威氏の作品です。



(アキアカネ)蒼空に舞う 橋村満の詩より


いつもうまいなあと感心するのは、落款です。


(落款部分のみ拡大)

アキアカネというのは、赤とんぼのことですね。
都会では、赤とんぼなぞ、見なくなりました。
新潟の広大な自然の中に生活しておられるので、
選ばれる題材も作品も、ゆったりとした、おおらかさがあります。
都会に住んでいる者には、羨ましく、懐かく。

彼の作品は激しくもありますが、
私は、彼の作品の前に佇み、じ~とその場を離れたくないような、
安らぎを感じます。







第53回現日書展 私の好きな作品 ③

2013-08-09 08:37:03 | 書展
第53回現日書展の会期も、残り2日となりました。



現日会の庶務係主任 T先生の作品です。
「ばく焉」(漢字が難しくてブログ用の活字には表せないようです) 非常に遠いさま。遠くてはっきりしない様の意。
多分全紙6枚(横420縦70)の大作です。

豪放磊落でスケールの大きな作品をいつも書かれます。
人としての度量の大きさがそのまま作品に表れていると思います。

現日会の事務仕事や雑務の要になって、
みんなが嫌がる仕事を率先してやってくださり、
その献身的なお仕事ぶりは、いつも頭が下がります。
作品も大好きですし、そのお人柄を尊敬しています 




私の大の仲良し、Iさんの作品です。
「沙羅の花」
沙羅といえば、平家物語で
「沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわす」と無常観を示し、
かれんで儚くといったイメージがぴったりの作品です。

現日会のHPは、彼女が主体で作ってくださっています。
海外旅行にも度々行かれ、見識が広く、パソコンに強く、お酒も強い、
素敵な友達です。


現日会には大好きな仲間がたくさんいます。
私は、その素敵な人々に囲まれて、本当に幸せです