忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

第4回 書を楽しむ麗川会展 閉幕

2013-10-15 16:43:51 | 書展
お陰さまで昨日無事閉幕いたしました。

会期4日間は、日頃の行いが良いため(?)、お天気に恵まれ
絶好の書展日和。

本日午前中、片付け・搬出が終了した直後に、雨。
本当にラッキーです。

4日間で約400名の方にご来場をいただき、
盛大に書展を開催することができました。
ご来場いただいた皆様には、厚く厚く御礼申し上げます


本日は、初出品の7名のうち、4名の方の作品を紹介します。


阪東橋の教室の近くにお住まいのMさんの作品です。
杜甫の七言絶句「漫興九首其四」より
思ふ莫かれ身外無窮の事。
身の程知らずのことを考えるのはやめての意。
Mさんらしい、奥ゆかしい選句ですね。
勢いのある運筆が魅力です。


上大岡の教室の近所にお住まいのHさんの作品です。
まだ、入会されて半年ぐらいですが、非常に熱心です。
麗川会に入会前にどこかで書道をやっていらしたとおっしゃっていましたが、
「書道が大好き」という気持ちが伝わってくる作品です。
会期中、お父様が入院され、病院に付き添われたり、お忙しかったことと思います。
一日も早いお父様の回復をお祈りいたします。


一茶の句を書かれたHさんの作品です。
これは、紙に書いたものを自分で団扇に貼りました。
団扇を立てかける台もご自身の手作りです。
「蛙」の俳句なので、台に折り紙で折ったカエルが添えてあります。
Hさんの世界は、遊び心があって感心しました。


麗川会で最も若い高校生のOさんの作品です。
学業に部活に忙しい中、書道を続けてくれています。
初めて半切を書きました。貴重で有望な麗川会の新人です。


さてさて、私の作品2点です。
今回は自分なりに「会員の和」をテーマとし、書展に臨みました。



聖徳太子 十七条憲法より 「以和為貴」
みんなが和を重んじることが大切。
リーダーとなるものが和やかに皆と話し合えば、それにつき従う人々も和やかに過ごすことができるという意です。
要は私の心がけで、麗川会が「和」を保てるか否かが決まってくるのですね。
これからも頑張ります




「こころ」
平仮名3文字のみで、作品にするのは難しいと感じました。
駄作ですが、表具に助けられました 

今回の私の作品は「刺身のつま」のようなもので、会員の皆さんの作品がメインです。
でも、お刺身もつまがないと美味しく見えないですよね 


明日は、10年に一度の猛烈な台風とか…
被害が及ばぬよう、くれぐれもご注意ください。