先日、町田の蘭秀会書展へ伺い、
仲良しの沙於里さんの作品を
じっくりと拝見しました
私のような者が、彼女の作品を評するのは、生意気でおこがましいのですが、
今年は「凄い」と思いました
毎年彼女の作品を拝見して、その才能にただならぬ物を感じていたのですが、
これまで被っていた殻を打ち破り、脱皮を果たした沙於里さんがいました。
何に迷っていたのか、何をこだわっていたのか?わかりませんが、
それも彼女がトンネルを抜け出る、大切な過程だったのでしょう。
作品の撰文も、そんな自分を表しているように思います。
全ての観念を捨てた無分別の境地の意。
多様な線を使用し、木簡のとぼけた雰囲気が好感。
「書は人なり」まさに彼女を表している作品で、
飄々とし何物にもこだわらず、潔さがあります。
水が静かに揺れ動く様。物事に執着しないこと。
「澹」さんずいの3画目、
「如」女の1画目
「水」の縦画
この3点の強い線に注目。
この線によって、他の静かな部分が生かされていると感じます。
彼女は絵手紙を書く際、
「ヒャ~」とか「ば~ん」とか「べんべん」とか、
掛け声をかけて書かれるのですが、
多分これらもそんな気合を入れて書いたのでは・・・
様々な紆余曲折を繰り返した後、
やがて自由奔放で洋々たる大海へ。
注ぐ流れを
自分に置き換えているように思います。
金文というのは、、青銅器の表面に刻まれた文字のこと。
半切に長い壺を書いて、その中に文字を書く。
高台には落款。すごい発想だ。
彼女はこの作品を「かわいい」と評する。
こんな遊び心と気取りのないところが
彼女の魅力だと思う。
これからは、もっともっと大きく羽ばたく
彼女の作品が拝見出来るはず。
明後日(10日)から、「祈りのかたち」と題して、
沙於里さんの個展が開催されます。
ぜひぜひ、足を運んでみてください
仲良しの沙於里さんの作品を
じっくりと拝見しました
私のような者が、彼女の作品を評するのは、生意気でおこがましいのですが、
今年は「凄い」と思いました
毎年彼女の作品を拝見して、その才能にただならぬ物を感じていたのですが、
これまで被っていた殻を打ち破り、脱皮を果たした沙於里さんがいました。
何に迷っていたのか、何をこだわっていたのか?わかりませんが、
それも彼女がトンネルを抜け出る、大切な過程だったのでしょう。
作品の撰文も、そんな自分を表しているように思います。
「非思量」
全ての観念を捨てた無分別の境地の意。
多様な線を使用し、木簡のとぼけた雰囲気が好感。
「書は人なり」まさに彼女を表している作品で、
飄々とし何物にもこだわらず、潔さがあります。
「澹如水」
水が静かに揺れ動く様。物事に執着しないこと。
「澹」さんずいの3画目、
「如」女の1画目
「水」の縦画
この3点の強い線に注目。
この線によって、他の静かな部分が生かされていると感じます。
彼女は絵手紙を書く際、
「ヒャ~」とか「ば~ん」とか「べんべん」とか、
掛け声をかけて書かれるのですが、
多分これらもそんな気合を入れて書いたのでは・・・
様々な紆余曲折を繰り返した後、
やがて自由奔放で洋々たる大海へ。
注ぐ流れを
自分に置き換えているように思います。
金文「甲子朝」
金文というのは、、青銅器の表面に刻まれた文字のこと。
半切に長い壺を書いて、その中に文字を書く。
高台には落款。すごい発想だ。
彼女はこの作品を「かわいい」と評する。
こんな遊び心と気取りのないところが
彼女の魅力だと思う。
これからは、もっともっと大きく羽ばたく
彼女の作品が拝見出来るはず。
明後日(10日)から、「祈りのかたち」と題して、
沙於里さんの個展が開催されます。
ぜひぜひ、足を運んでみてください