母がみまかって1年3ヶ月、食生活が一変した。まず野菜の絶対量が激減したのである。
そこで、「近江チャンポン麺」である。
これは長崎のチャンポンとはまったくの別物であって、早い話し肉野菜炒めラーメンとでも言お
うか? けれども野菜の量が半端じゃない。丼の上に盛り上がるようにのせてある。
若い頃は半チャーハンとのセットで、満腹満腹であったが、
今ではチャンポン麺一杯もてあまし気味だ。県内のほかの店を買収しては、各地にチェーン店を
拡げているのだが…。 その勢いはますます盛り上がるばかりである。
鶯を海へ落として千枚田
千枚のかたち違へて苗育つ
奥能登へ道ははるけし藤の花
高校生のころ、彦根駅前にあった「おかべ」という小さなお店がルーツである。
帰宅時、若い空腹を満たすためよく立ち寄ったものだ。 相席になった若いビジネスマンから、
母校の教師の近況などを聞かれるままに、ラーメンすすりながら答えていたっけ。
やがて勘定を払う段になって「さっきのお兄さんからいただきました」と、おばさんが言う。
そんなことが何度かあったものだ。先輩の存在に畏敬の念をいだいたのだった。
近年では東京にも進出したとか。 スープが命のラーメン好きには普通の「中華ソバ」を
お奨めいたします。 「チャンポン麺」食する向きには、途中でお酢を加えてみてください。
もっともボクはトロミをつけた「あんかけチャンポン」が一等好きですが…。
今はその名も 「近江ちゃんぽん亭総本家」 と申します。
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