最終日はポカポカと温かい春の陽が京都を包んでくれています
長女Yが撮影した桜
日本には襲(かさね)という色使いがあり、十二単の袿(うちぎ)で使われます(枕草子・源氏物語で書かれています)
春限定の色使いで、衣装の表側は白色・裏側には紅の生地を使ったものです
江戸時代に「ソメイヨシノ」が作られるまで山桜を「桜」と言われていました
豊国神社のすぐ隣、境内から「方広寺」の境内に抜けられます
方広寺の有名な鐘。日本三大梵鐘の一つです
徳川家康がイチャモンをつけ、豊臣家を滅亡させる口実になりました
鐘の一部に白いペンキで四角く囲ってあります
そこには「国家安康・君臣豊楽」と刻まれています
これが故意に曲解して読み取られ、徳川家への呪いを込めた文章であるとされてしまいました
鐘の重さは82.7t。高さ4.2m。外径2.8m。鐘を突く木の長さは4.1m!!!
鐘の下に立つと現実の大きさに感動します
この鐘も太平洋戦争時に金属供出ではあまりに重たくて免れたそうです
鐘楼の天井画の一部です
私が習っている笙を天女が吹いています
あぁ、こんなふうに平常心で吹けるようになりたい・・・(;^ω^)
長女Yが御朱印をいただいています
方広寺には秀吉創建時には大仏があったそうです
大仏は地震で2回・火事で2回消失し、現在は本堂・大黒天堂・大鐘楼を残しています
Amazonでもお賽銭箱を売っています
どれだけ賽銭泥棒対策してるんでしょうか?
埋めこまれた賽銭箱・・・
方広寺は淀君の幽霊・泣き石・耳塚など方広寺は意外と不思議話に困らないみたいです
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新幹線までの時間、Nの実家の菩提寺が東本願寺系列ということで・・・
お参りさせて頂きました(駅にも近いし)
ご本尊は「阿弥陀如来 」なので「南無阿弥陀仏」とお念仏を唱えます
私の実家が西本願寺の信徒なので「南無阿弥陀仏」は幼児期から言い慣れています
「私は阿弥陀仏に自分の命を帰します」という意味なのだそうです
御影堂は世界最大の木造建築です
長女Yが御朱印を頂くつもりでお参りに来ましたが、実は東本願寺さんは「朱印しません」
代わりに寺務所で「朱印をしない理由」という小冊子を頂きました
何故かというと
「お寺とは朱印を集めるためにお参りするところではない。一度朱印をもらえば、二度とお参りすることはないはず」
だからだそうです
他にも参拝して大事なモノを見落としたり、達成感目的の参拝をしないようことのほうが人として大切なのだと思いました
実は「お守りも持たない」らしいです(HPより)
気休めでしかないことを分かっていても、つい買ってしまうのがお守り
お守りを持たないことは「現実をちゃんと受け止める生き方」なのかもしれないですね
沢山の言葉が仏教から派生したものが結構多いです
京都の「祇園」という地名も仏教からなのです
平家物語の「祇園精舎の鐘の声」という冒頭があります
この「祇園精舎」はお釈迦様が悟りを開いた後、多く説法された場所の名前です
「祇園精舎」の名を取って比叡山延暦寺の別院の名は「祇園感神院」と呼ばれました
「祇園感神院」は後に「八坂神社」と改名されるも、門前町は「祇園」として残ったそうです
門前町はどこでも「華やかでお酒の飲める場所」になるみたいですね(;^ω^)
東本願寺の公式キャラクター。3体あります
「鸞恩(らんおん)くん」 ・・・ライオンの顔で法衣を着ています。44才。大阪出身
「蓮ちゃん」・・・鸞恩くんの娘。17才。蓮の花のような髪の毛(だろうと思われる)。愛知県出身
「あかほんくん」・・・青森出身で鸞恩くんと蓮ちゃんから大切にされている(大学の問題集ではない)
一度ググッてみてください
私としては「後、もう一歩・一捻り」なのですが・・・
そろそろ駅に行かないと!電車の中で食べるお弁当とお菓子。お土産も買わなきゃ! 27・に続きます