とちぎの「おいしい」

とちぎの食を紹介します。とちぎの食産物や伝統食などアレンジも加えて自由な感覚で紹介していきます。

とちぎの「おいしい」 第106話  大谷石室熟成 大粒納豆

2013-03-29 09:28:38 | 栃木の郷土食
宇都宮市内に大谷(おおや)というところがあります。ここで採掘される大谷石(おおやいし)は軽石凝灰岩の一種で、柔らかく加工がしやすいことから、古くから外壁や土蔵などの建材として使用されてきました。帝国ホテル旧館の建築材に使われたことで建築界はもとより世界的に有名になりました。
大谷石が採掘される地域の、その地下には約2万㎡もの地下採石場跡が広がっていっます。最深部で60mもあるようです。奈良時代から採掘は始っていたと言われています。
気温13℃という、一定した気温が米などの貯蔵に適していたことから大谷採掘場地下は天然の冷蔵庫としても長く活躍してきました。

詳しいことはこっちに置いておき、、さてきょうご紹介するのは「平家納豆」という大谷石室熟成納豆です。宇都宮市宮山田町にある「こいしや食品」製です。
中の大豆は、なんと栃木産ではなく北海道産の大豆使用ですが、この大豆がまた粒が大きくて感動します。


ついているタレにも工夫があるようです。
タレがおいしい、って、人はあまり気にしないことが多いでしょうけれど、こいしやさんのこのタレは、うまく説明できませんが、コクがあります。