100年以上もの月日が立っているであろう、アルバム。
昨日レッスンに行くと、85歳のジョジンヌさんは、テーブルに向かい、写真一枚一枚に名前を書いていました。
今まであまり身の上話しをした事が無く、私はレッスンが終わると直ぐに退散するのですが、この日はお互いの身の上話しをしたり、、、きっとそれは、このアルバムのおかげ。
綺麗に保管され、信じられないほど鮮明な写真。ジョジンヌさんは、ブルジョワ一族だったのね。
お家には、毎回、新しいブーケが至る所に飾られ、旦那さんの遺影や写真のそばにも、いつも花が飾られている。
いつも私が行くと、農家直売のリンゴジュースを出してくれる。
旦那さんが亡くなって一人で住んでいて寂しいけど、でも子どもが7人いるから、毎週訪問やら電話で忙しくて、本当にみんな優しいの。
エミ、アプリコットを食べなさい。身体に本当に良いのよ。
エミ、来てくれてありがとう。
エミ、雨が降るわ、急いで帰りなさい。
いつも綺麗な色の口紅や、ネイルもしていて、エレガントなジョジンヌさん。私と一緒に吹くリコーダーの音楽を待ってくれてる。リンゴジュースを用意して。いつも話す時に、エミ、と呼ぶ。
ベルギーのゆったり流れるある一コマ、そんな感じなのです。