空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『金曜日の本屋さん』続き

2019-06-27 23:10:06 | 本の森
『金曜日の本屋さん』名取佐和子 を読む。



夏とサイダー
秋とポタージュ
冬のバニラアイス
と、1年をめぐって終わり。

ライトノベルのようでいて、
意外と重い題材を扱っているなぁ…と思ったこのシリーズ。

真実とは異なっていても
大々的に報道されたことを受け取り手は「真実」と思いがちだし
「そうじゃない! 違うんだ!」の声は届かない。

「二度殺された」
の持つ意味は大きい。

ひとつの事件があったとして
その影響が出る範囲というのは
どんなに広いことだろう。

目に見える影響、
本人だけでなく残された家族への波及、
友人たちの思いや傷ついた胸の内。

せめてもの救いは、仲間がいることだろうか。


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