『金曜日の本屋さん』名取佐和子 を読む。



夏とサイダー
秋とポタージュ
冬のバニラアイス
と、1年をめぐって終わり。
ライトノベルのようでいて、
意外と重い題材を扱っているなぁ…と思ったこのシリーズ。
真実とは異なっていても
大々的に報道されたことを受け取り手は「真実」と思いがちだし
「そうじゃない! 違うんだ!」の声は届かない。
「二度殺された」
の持つ意味は大きい。
ひとつの事件があったとして
その影響が出る範囲というのは
どんなに広いことだろう。
目に見える影響、
本人だけでなく残された家族への波及、
友人たちの思いや傷ついた胸の内。
せめてもの救いは、仲間がいることだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます