
半・クローズドのコンサート出演。
今回はハンドベル。
主宰グループは毎年このシーズンにレストランなどを借りて、
お世話になった方々をお呼びして、
発表の場を設ける…
そんなことをされていたのだと思います。
今年は、なかなか難しいですよね。
小さなホールをお借りして、
さまざまな配慮をして開催するので、
と演奏依頼がありました。
お体にも不自由な点をお持ちの方々でしたが、
みなさん日頃の成果を存分に発揮されていました。
いまのシーズンにハンドベルが似合う気もします。
まぁ、私にとっては今年はこれが最初で最後のステージなんですけどね。
会場で話しかけてこられた年配のかたがいらっしゃいました。
きっかけは、わたしが持っていたマフラー。

どうやって編んでいるのかしら、
見せていただけない?
とのことで。
あら、こんなものが繋ぐ縁というのもあるのね、と楽しく過ごしました。
あれこれお話しした後、ふと、
出演者のなかにお身内がいらっしゃると教えてくださった。
そのかたは顔をあげて、しっかりした音を出されていた方でした。
ハンドベルには音の鳴る方向があって、
(ハンマーがついている、というとわかりやすいかしら)
振る向きや、強さ(振りすぎると反対側にも当たって、二回音が出る感じ)にも注意が必要。
あとはもちろん、
音を出すタイミング、
右手に持ったベルと、左手のもの、
どちらを鳴らすのか間違えない…とかね。
お聞きしたことと考え合わせると、
なかなか簡単ではないだろうと推察される。
どんなに努力されただろう…
お二人はどんな人生を歩まれてきたのかしら…
これからも、どんなふうに過ごされていくのかしら…
しみじみ。
知らないかたとお話しするのは超絶苦手。
でも本当に、よく話しかけられる(気がする)。
そして案外、必要な出会いだったりする。
私の持ち合わせている幸せに気づいた日でした。
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