フィギュアスケーター、ハビエル・フェルナンデス。
現役引退した彼が、青森のクラブに通う小中学生を教えに行く番組をみた。
そのクラブは、1年を通して使えるリンクがない。
でも目指すのは全日本選手権というのは、日本国中の他の選手たちと一緒。
恵まれた環境とは言えないよね。
練習時間も1日2時間がやっと、みたいな。
その、豊富とはいいがたい練習時間を、いかに有意義なものにするか。
すごく苦心して、工夫してコーチは指導してくれているのだということが伝わってくる。
でもやっぱり、世界レベルの人(ハビエル)から見たら
基礎の練習が足りていないとか、
ここをこんなふうにするともっと…など
改善点はたくさん見つかるんだろうね。
レベルが違うよ…と思いかけて
ハビエルがスペイン出身だということに思い至る。
スペインは、フィギュアスケートが盛んな国ではない。
実際、ハビエルの言葉の中からも
子供の頃はリンクを求めてスペイン国内を移動して歩いていたことや
1日2時間ぐらいしか練習時間がなかったことなどが語られていた。
でも、そんな現実があったとしても、
スケートを好きだという気持ちをあきらめる必要はないよね。
好きなことのために努力することは、
結果よりも大切だと僕は思うんだ。
幸せになろう、努力をしよう。
自分が願う自分になろう。
一度きりの人生を大切に生きてほしい。
そんなことをいう彼が
実は自分の子供ほどの年齢だということ
すでに人生の第一ステージを華々しい結果で飾って終了して
次のステージに向かっていることを思うと
何やってるのかなジブン、と思わなくもない。
時間がないことが問題なのではなく
自分にある時間を、いかに目的をもって、濃く過ごすかってことなんだと思う。
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