クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

朴竜文庫43(白バイガール2 幽霊ライダーを追え!)

2017年02月13日 | 朴竜文庫
あ、どうも朴竜です。

先週書店で「白バイガール2(幽霊ライダーを追え!)」を見つけすかさず読んじゃいました。

佐藤青南のこのシリーズの1を「朴竜文庫」で紹介したのが2016年2月18日でしたので、ちょうど一年経っての新作。

さすが文庫書下ろしなので意外と早いタイミングでしたね。

となると3作目は来年の2月になるのかな。いやいや楽しみです。

今回は前作にも増して疾走感に溢れているし、登場人物のキャラも良く立っていてそれでいてチームとして纏まっていて、その掛け合いだけでも十分に楽しい。

今回は特に親友でライバルの女性白バイ警官の「川崎潤」が主人公なのですが、彼女の成長ぶりも読んでいて楽しい。

このシリーズ映画化されませんかね。小説を読んでいるだけで映像が浮かぶんですね。

また、今回もチョイ役で消防女子の「高柳蘭」が飲み友達として出てくるのも嬉しいし、何たって、話の舞台が横浜・戸塚・藤沢・平塚・逗子(ちょっと遠いところで厚木や駅伝の箱根とか)と我々の地元を転々とするところが嬉しいんですよ。

1を読まれた方は是非2も読んでみてくださいね。

朴竜文庫 42(東京バルがゆく)

2017年02月07日 | 朴竜文庫
スペイン料理が好きな私、「バル」という見出しで思わず衝動買いした書き下ろし文庫。

大手電機メーカーでプロダクトデザイナーとして活躍していた主人公が一念発起して脱サラし移動式バルで人との一期一会を通しながら、自分自身や相棒である幼馴染みとの関係性を見つめ直していくストーリー。結構好きです。

パエリア、海老のアヒージョ、スペイン風オムレツなどバル料理やピンチョスについてのウンチクも楽しいです。


重く堅苦しい本を読んだ後の気分転換などに最適。爽やかですよ。

朴竜文庫 41(神様の裏の顔)

2017年02月07日 | 朴竜文庫
この筆者は元売れない芸人らしいのですが、筆力、構想力などなど素晴らしい才能を持ち合わせているだけに、名だたる作家が推している作品であります。

この作品、340ページくらいまではジェットコースターに乗っているような展開でとても面白く一気に読んでしまいましたが、オチ、犯人を明かす手法は、あ〜やっぱりそうなるのね〜、ま、仕方ないかと多少ガッカリでしたね。


ん〜
何とかならなかったものでしょうか?

朴竜文庫40(総理の夫)

2017年01月31日 | 朴竜文庫
原田ハマの『総理の夫』、理屈抜きに面白かったです。ご一読をお勧めします。

以下は裏表紙のストーリー説明です。



「待ったなし」の日本に、史上初の女性&最年少総理誕生

20××年、相馬凛子(そうま・りんこ)は42歳の若さで第111代総理大臣に選出された。
鳥類学者の夫・日和(ひより)は、「ファースト・ジェントルマン」として妻を支えることを決意。
妻の奮闘の日々を、後世に遺すべく日記に綴る。
税制、原発、社会福祉。
混迷の状況下、相馬内閣は高く支持されるが、陰謀を企てる者が現れ……。
凛子の理想は実現するのか!?

痛快&感動の政界エンターテインメント!

「凛子のようにしなやかでピュアな女性政治家が、
世界を変えることができるのかもしれません」
(安倍昭恵氏、解説より)

The Beatles Never Sleeps (英語で紹介版)

2017年01月30日 | 朴竜文庫
I was born in June 1962. The Beatles debuted in October 1962, so the Beatles are the same age as me.

It will be said that the Beatles is 55 years old this year. However, the activity period of the Beatles is very short, about 8 years from 1962 to 1970.

So, when I was 12 years old elementary school student who was shocked by listening to the Beatles for the first time, I have not heard the Beatles on time already. Yes, I am not a "Beatles generation".......

Nevertheless the impact of listening to them still remains and I cannot go back to myself when I did not know the Beatles. My character, way of thinking and life have been influenced by the Beatles pretty well and have reached now. I listen to their songs from the time I was 12 years old until today and roar in the bath, and hum a tune when I go to work.

The room is full of their goods such as their posters, cigarette cards, records, CDs, DVDs, photo albums, biographies, music notes etc. ... and they are truly happy when surrounded by them.

I went to see the birthplace of John and Paul in Liverpool, and also visited Strawberry Fields and Penny Lane. I went to Paul 's concert again and again.

I was playing the guitar and playing the band, as well as all the human relationships I was born, because I knew the Beatles.

This "Beatles never sleeps" was the Beatles that the Ultimate Beatles generation from May 1992 to December 2003 was written by Mr. Yusaku Matsumura, the author of the last Beatles generation, to "Rocking On", "Strange Days" and "Bump" It is essay collection on. The content is only saying "how much the Beatles were amazing!", But still it was a pleasant book as I was able to check my own "degree of fan" and now there is no Beatles .


朴竜文庫 39(ビートルズは眠らない)

2017年01月30日 | 朴竜文庫
私が生まれたのが1962年6月。ビートルズがデビューしたのが1962年10月なのでビートルズは私と同い年。今年でビートルズは55歳と言うことになりますね。

とはいえ、ビートルズの活動期間は1962年から1970年までの約8年と非常に短いのです。ですから、初めてビートルズを聞いて衝撃を受けた小学6年生の12歳の時、既にビートルズはなくオン・タイムで聞いたことはないわけです。

そう、私は「ビートルズ世代」ではないのですね。それでも初めて彼らを聞いた時の衝撃は未だに残っていて、ビートルズを知らなかった頃の自分には戻れないのです。

私の性格や考え方や生活って結構ビートルズに影響され続けていて今に至っています。12歳のころから今日までずっと一日も欠かさずに彼らの曲を聴いているし、風呂では唸り、出勤時は口ずさんでいます。

部屋は彼らのポスター、シガレットカード、レコード、CD、DVDや写真集や伝記、楽譜・・・等々彼らのグッズで溢れていて、それらに囲まれていると本当に幸せなんです。

リバプールのジョンやポールの生家も見に行ったし、ストロベリーフィールズやペニーレインにも訪れました。ポールのコンサートにも何度も行きました。

私がギターを弾いてバンドをやっているのも、そうして生まれた人間関係も全てビートルズを知ってしまったからなんですね。

この「ビートルズは眠らない」は最後のビートルズ世代の筆者「松村雄策」氏が「ロッキング・オン」や「ストレンジデイズ」や「バンプ」に1992年5月~2003年12月まで上梓していたビートルズに関するエッセイ集です。

内容は「どのくらいビートルズが凄かったか!」ということを綴っているだけなんですが、それでもまた自分自身の「ファン度」が確認出来て、ビートルズがなければ今がない私としては楽しい一冊でした。


朴竜文庫 38(完璧な母親)

2017年01月27日 | 朴竜文庫
「数度の流産の末にようやく授かった男の子。でも幸せな暮らしは続かずに男の子が7歳の時に不慮の事故で死んでしまう。

絶望に暮れた母親は、亡くなった子供と同じ誕生日に新しい子を授かることを決意。

女の子を授かるが亡くなった男の子と同じ名前をつけ狂気に満ちた愛情を注いでいく・・・」

というような内容の説明と「完璧な母親」というタイトルの文庫本を手に取った時には、

高橋貴久や貴志祐介、吉村達也のような「サイコホラー」かと勘違いして買ってしまったのですが、読み進むうちに「こりゃ違うぞ」と徐々に気づいていきました。


決して面白くないわけではないのですがどういうわけか心にスッと響かないのです。

そういう本ってありませんか? 

集中力を欠いてしまったのか、文章やストーリーと相性が悪いのか、期待していた展開と違うので興味が薄れていくのか・・。色々と理由はあると思うのですがね。

う〜ん、多分オチが、あ、そうなの?って感じでしたので、伏線をもう少し盛り込めば良かったのかなぁ。

いやいや、単に私の読解力のなさが原因かもしれないし。

しっかりとした構成や展開も素晴らしかったのですが、その割に私にとっては何だかイマイチって印象を残した文庫でした。


朴竜文庫 37(野良女)

2017年01月20日 | 朴竜文庫
本日の朴竜文庫は宮木あや子の「野良女」です。

元は2009年に光文社から出版されていて結構時間が経っているのですが、今、世の中に女性が置かれている色んな立場を先んじて語り指針を示してくれてるような気がします。

あ、ところで、

宮木あや子の「校閲ガール」は先に石原さとみ主演でドラマ化されましたね。原作の主人公「河野悦子」役の石原さとみは適役だったと思います。「シン・ゴジラ」でのカヨコ・アン・パタースンは英語下手だったしちょっとどうかなぁと思うんですけどね。

宮木あや子の「校閲ガール」、その続編の「校閲ガール ア・ラ・モード」、「校閲ガール トルネード」の3作品はとても面白いので是非読んでみてくださいね。

さて、「野良女」に戻るのですが、これは恋に婚活に仕事に悩むアラサー女子の明け透けなガールズ・トーク満載の痛快小説です。でもちょい切ないですな。

「校閲ガール」シリーズとは全く趣を異にしています。セックスや性欲についての女子たちの会話が超面白い。

でもね、自分を振り返りかながら、仲間を思い労わる気持ちや優しさに溢れていて、そんな率直さと寛容さって母親みたいでいいなって思っちゃうんですね。


巻末の解説文は「柚木麻子」さんでこれまた私大ファンなので、とても嬉しい一冊でした。


朴竜文庫 36(後妻業)

2017年01月19日 | 朴竜文庫
あ、どうも文庫主の朴竜です。

昨年の11月に黒川博行の「後妻業」を読んだんですね。ずっと前に買ったのですが分厚いページ数に文庫棚の肥しになってたんですよ。

でも、他に読みたい本も無くなってきてしょうがなしに数ページ捲ってみたら、これがまた展開が早くてスリリングで面白くて、週末一日で読み切ってしまったわけです。

そもそもこの文庫を買ったのは既に確か映画化が言われていたことが動機だったと覚えているのですが、昨年12月にシンガポール出張のためのフライトで大竹しのぶや豊川悦司主演の「後妻業の女」を観たらこれがまた超つまらないんですよ。

ストーリーもオチも変わってるし、登場人物や設定も大きく変わっているんですな。こりゃもう全く別の作品で原作の良さが全くスポイルされてしまってるわけですよ。

この原作の最重要人物が映画には影すら出てこないという残念この上ない状況にガッカリしながらの出張でした。だから、もし原作を読んだら映画は観なくてよろし。

大竹しのぶは毒婦を演じているのですが、その昔に貴志祐介のホラーの名作で超面白怖い「黒い家」も大竹しのぶで映画化されたら超つまんなくなってガッカリしたんでした。


で、黒川博行の芥川賞受賞作品の「破門」も「後妻業」と同じくらい面白かったんですが、

苦い経験から映画化されたら多分超つまらないんだろうなと思いますので観ないことにしています。


小説の原作と映画が同じくらい面白い、または映画の方が面白かったと言うのは稀ですよね。まあ、映画作成は放映時間やコストの問題がありますから。

脚本の映画化やドラマ化ってのが一番違和感ないし同じくらい面白いですな。それで言えば大島優子主演のドラマ「ヤメゴク」の文庫本は面白いかも。

あと、有村浩の小説「植物図鑑」はEXILEの岩ちゃんと高畑充希の映画化されましたが、これは原作も映画もかなり質が高く大好きです。

朴竜文庫 35(タイムマシンで戻りたい)

2016年12月27日 | 朴竜文庫
あ、文庫主の朴竜です。

今日は趣向を変えて小4病的な文庫「タイムマシンで戻りたい」を紹介します。

これは誰でも経験のある「うんもれ」エピソード・体験談をてんこ盛り盛りにした文庫でして、私もブログにではなくこの作品に投稿すればよかったと思てしまうものです。とにかく面白い!馬鹿馬鹿しい!たまにはこんな本もいいかなって思います。

笑うのが「日本うんこ学会」ってあるんですね。知らなかった~。

大腸がん検診および予防医療の普及を目的として、現役医師である石井洋介氏が2013年に設立したものらしく、

「正しいうんこの知識を普及させ、国民の大腸健康度の向上をめざします」、

「『先生うんこに行ってきます!』が自然と言える社会を目指します」の2点を活動理念としている学会らしいのです。

直ぐに読めてしまう面白さ!興味のある方はジムにお持ちします。


朴竜文庫 34 (紀州のドン・ファン)

2016年12月26日 | 朴竜文庫
あ、朴竜です。
前投稿の訂正です。

ノンフィクション部門、今年の1番は著者である野崎幸助の自伝「紀州のドンファン」でした。

この方は2016年にワイドショーでも取り沙汰された方です。和歌山県紀伊田辺の事業家で金持ち!きっと皆様の記憶に新しいはずです。

とにかく美女とのエッチ、女性を口説くことに人生をかけて金持ちになった方自身のノンフィクション。美女4000人に30億円使ったオトコ!

目からウロコの作品です。

本作上梓時点で75歳。なんのために働くのか、何のために頑張るのかを本音で語っていて、家庭持ちの男性、独身の男性、彼女いない男性全てに読んで欲しいバイブルです。

まあ、人それぞれですが、野崎氏の女性に対してブレない姿勢が素晴らしい。


女性にはオススメしませんが、男性ジムメイトには是非一読をオススメします。

朴竜文庫 33(ラストレター)

2016年12月26日 | 朴竜文庫
小説に飽きて暫くの間、ノンフィクションばかり読んでました。オリンパスの粉飾決算だったり、大阪府警対暴力団だったり、牛肉偽装の日本のフィクサー浅田満だったり、昔の阪急ブレーブス剛球投手山口高志だったり、familiar創業者の板野敦子さんの話だったり。

でも、ノンフィクションも飽きたのでさだまさしの新刊文庫『ラストレター』を手にしてみました。

この作品はこの一年で読んだものの中で一番素晴らしいと思いました。

さだまさしにしか書けない世界、紡げないストーリーと語彙。ミュージシャンらしいテンポ。

さだまさしの作品が好きなのはどんな物語であれ登場人物であれ悪役がいないこと。それぞれの理があり動機を尊重していること。

そして、人を愛して関係性を大切に描き切っているところです。そう、優しいのです。



騙されたと思って年内に読んでみてくださいね。ホッコリとした気持ちで歳を越せるんじゃないかなあ。

朴竜文庫 31(ジャッジメント)

2016年10月21日 | 朴竜文庫
あ、どうも朴竜です。

佐藤青南氏の青春法廷小説って云うんでしょうか、この「ジャッジメント」も「白バイガール」「消防女子」と並びとても痛快な作品でした。


ただ、計算し尽くされ過ぎの感があって、そりゃ出来過ぎだろう~!?って思ってしまうのは私だけでしょうかね。

それでもユニークな設定、巧みなストーリー展開。すこぶる面白くはありましたよ。

朴竜文庫 30(ひかりの魔女)

2016年10月21日 | 朴竜文庫
あ、どうも朴竜です。

山本甲士氏の最新文庫「ひかりの魔女」です。この表紙のおばあちゃんが主人公です。

85歳になる書道教室の先生のおばあちゃん、大きく深い思いやりと美味しい手料理、そして「優しい嘘」でたくさんの小さな奇跡を起こして行きます。

「ひなた弁当」「俺はダメじゃない」に通じるこの作品。私は山本甲士氏の小説の中で一番気に入ってしまいました。

心がほんわかと温かくなって、読んでいるうちになんだか泣きたくなる場面も。

また、「立禅」という気功法、私も始めたくなりました。

是非、ご一読くださいませ。