クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

朴竜文庫 29(校閲ガール)

2016年09月22日 | 朴竜文庫
あ、どうも朴竜です。

宮木あや子さんの「校閲ガール」は今どの書店でも平積みされていて、表紙が少女漫画チックで少し恥ずかしかったのですが、9月初の出張時の時間潰しのために買ってみたところ、ぶっ飛ぶくらいの面白さでした。

どうもドラマ化されるようで、しきりにCMが流れていますが、うん、石原さとみはイメージぴったり!シン・ゴジラのエージェント役よりハマってると思います。他のキャラは誰が演じるのか非常に楽しみです。

ドラマが始まる前に是非文庫を読んでみてください。多分、文庫には敵わないと思います。

この「校閲ガール」はシリーズなんですね。あまりに面白かったので、続編を買いに行ったところまだ文庫化されてませんでした。

単行本で買うのも重いし高いし、先に楽しみはとって起きながら、宮木あや子さんの別の作品を読んでみようと思っています。

朴竜文庫 28(消防女子・高柳蘭の奮闘)

2016年09月22日 | 朴竜文庫
あ、どうも朴竜です。今回の朴竜文庫は第3回目に紹介した「消防女子・高柳蘭の誕生」の続編にあたる作品です。

この続編、ストーリーも展開も前作を遥かに超えるスケールと面白さ。

前作と変わらぬポンプ隊のチームひとりひとりが個性豊かに生き生きと魅力的描かれていて、火災現場で要救時に危険に遭遇すると思わずドキドキしてしまいます。

この作品の舞台は横浜。
前作では山下公園に停泊中の巨大な旅客船火災と戦うシーンがクライマックスでしたが、今回は横浜駅地下街に発生した大火災と向かい合う、消防隊の活躍が素晴らしい!

横浜駅地下街、ここで火事が起きたら本当に大変。大災害です。

作者、佐藤青南、よくそんなこと考え付きますな。


ところで文庫は宝島社なんですが、どの書店でも宝島社のスペースが異常に小さいのです。佐藤青南の作品は「行動心理捜査官 楯岡絵麻」シリーズの4巻ぐらいしかなくて、この「消防女子・高柳蘭の奮闘」をやっと見つけた今週初は本当に嬉しかったなあ!

舞台が横浜なのでスッと馴染みますよ。是非ご一読あれ。

朴竜文庫 27(流星ひとつ)

2016年09月14日 | 朴竜文庫
あ、どうも私は朴竜です。
今日は8月1日に文庫化されたてほやほや、沢木耕太郎氏の「流星ひとつ」です。隊長も大好きな小説家、ノンフィクション作家です。

このノンフィクションは氏が31歳、宇多田ヒカルのお母さん「藤圭子」さんが歌手引退時の28歳の時のインタビュー内容をまとめたものです。

北海道の朴竜母は藤圭子さんの大ファンでして、彼女がテレビに出るたび、

ほらお兄ちゃん、本当の美人は藤圭子みたいな女の人を言うんだよ、いやーほんとに綺麗だー。お人形さんみたいだわー。と惚れ惚れ言ってたもんでした。

さて、この作品は宇多田ヒカルさんのために、お母さんが元気で生き生きしていた頃を知って貰うために緊急出版したらしたらしいです。


藤圭子さんの純粋で清冽な魂が伝わってくる作品です!

朴竜文庫 26(翔ぶ少女)

2016年09月13日 | 朴竜文庫
あ、朴竜です。パクリュウじゃないですよ。
大好きな女流作家の原田マハさんの「永遠を探しに」は何となく小じっかりまとめた印象が強くて、他の作品に比べたら小ぶり感が否めなくて物足りなかったのですが、

阪神淡路大震災をモチーフにした大人のメルヘンと解釈したこの「翔ぶ少女」は読後の幸福感は「永遠を」よりずっと深いものがありました。とはいえ、少し飽きました。

「再生」と「関係性」がマハさんのテーマなのは理解してますが、そろそろ別のアングルから斬った作品、即ち、絵画や芸術作品を読み返したくなりました。

朴竜文庫 25(何様ですか?)

2016年09月13日 | 朴竜文庫
あ、どうもパクリュウじゃありません。朴竜です。

宝島社文庫で佐藤西南を探して見つからず、帯に惹かれて手にしたこの文庫。

アイデアもプロットもキャラクターの設定も、ストーリーの展開の仕方も、文章も全て良かったのに、どうしてつまらないオチにしたのかがとても残念でなりません。

貴志祐介バリに一気に行けば良かったのに、二番煎じを嫌ったのかなあ。そこまで格調高くないのかなぁ。

とにかく、ミステリーにあるどんでん返しとは違うオチに裏切られた感じ。もったいない。元は良いのに。

もし、興味があればお貸ししますので、購入しませんように。

朴竜文庫 24 (僕は駄目じゃない)

2016年08月28日 | 朴竜文庫
あ、どうも朴竜です。

昨日はしっかりとリングアナウンスで朴竜と叫んで貰い良かったです。

さて、以前「ひなた弁当」を紹介した山本甲士さんの新作ですが、読んでから随分経ってしまいましたが、これもすこぶる面白いですよ。

一頁あたりの行数が多く、400頁近くあるボリュームなんですが、それだけに読み応えばっちりです。

写真にあるように主人公はボクシングを嗜みます。あまり上手くないのですが。でも、このボクシングがこの気弱な主人公にちょっとした自信と幸運をもたらします。



さて、今日は午前中に髪を切りに行った後、久しぶりにラーメンを食べ自宅に戻ると、疲れが溜まっていたんでしょうか、4時間も昼寝してしまいました。

まだ眠いです。

しまった!ジムに行くんだった!

朴竜文庫23(米朝開戦1〜4巻)

2016年07月21日 | 朴竜文庫
あ、関係ないけど7月9日
土曜日の隊長です。
朴竜ライブに来て下さった時の写真です。

さて、トムクランシー亡き後のトムクランシーネームの「米朝開戦」っす。


思えば、朴竜が30歳前から「パトリオットゲーム」、「レッドオクトーバーを追え」、「今そこにある危機」、「クレムリンの枢機卿」、「恐怖の総和」、「日米開戦」などなど、主人公のジャックライアンが、海軍歴史学者から期せずして米国大統領になり、テロや麻薬カルテルやその他、民主主義や資本主義の有象無象の敵と毅然と戦う、軍事テクノスリラーのシリーズには、朴竜、未だに心踊りまくりっす。

トムクランシーの作品はたくさんハリウッドで映画化されてまして、幾つかはショーンコネリーや、ほらほらなんだっけ? ほら、インディジョーンズの彼? あ〜、何故に名前が出んの?
が出演するなどの有名な作家なんすよ。

朴竜文庫はその昔に読んだ本はブックオフにやら捨てたりしてますが、トムクランシーと林望とハヤカワミステリーと大藪春彦は捨てられずに取っていて、朴竜の部屋の本棚に30年くらいずっと一緒にいるわけです。

トムクランシーの作品は是非、彼のデビュー作品から読んで欲しいです。

酒飲みながら、その作品の登場人物について、語り合いたいなあ。それくらいに、素晴らしいキャラ設定なんすよ!


朴竜文庫 22(ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト!)

2016年07月20日 | 朴竜文庫
大好きな作家、原宏一氏の新刊文庫です。
そういえば、朴竜文庫推薦図書の「ヤッさん」はテレ東系でドラマ化されるんすね〜

小説読んだ方はキャスティングとコピーに多少異議ありす!



さてさて、この「ヴルスト!ヴルスト!ヴルスト!」はこれまた「ヤッさん」と「佳代のキッチン」と数多の原宏一氏の秀作と並び超える面白さ!

ヴルストとはドイツ語でソーセージのこと!

オクトーバーフェストに現地に行きたくなりました。

アニキ!
まだ読んでなかったら是非!

朴竜文庫 21(埋蔵金発掘課長)

2016年06月15日 | 朴竜文庫
あ、どうも朴竜です。
今日はいきなり文庫で登場の室積光の「埋蔵金発掘課長」をご紹介します。

「どすこい警備保障」「都立水商!」「地上最強の内閣」「地上最強の大臣」「小森生活向上クラブ」等々、意表を突いた設定とスピーディでコミカルなストーリーでお馴染みの室積光の新刊「埋蔵金発掘課長」もすこぶる痛快です。

憂鬱な平日の通勤時にあなたを明るくする室積光の作品、是非お勧めです。

写真はGoogleから転載

朴竜文庫 20(ピンザの島)

2016年06月14日 | 朴竜文庫
あ、どうも朴竜です。
ドリアン助川は樹木希林主演映画「あん」の原作が最近では有名でしたが、この「ピンザ」もかなり重くて考えさせられる作品でした。

あまりにも没頭してしまい、

藤沢から片瀬江ノ島行きの小田急に乗るところを、ふらふらと急行新宿行きに乗ってしまい、気がついたら湘南台、慌てて片瀬江ノ島行きの普通電車に乗ったところ藤沢で降りるの逃してしまい気がついたら片瀬江ノ島までついてしまいました。これ今日の事、とにかく面白いぜひ読んでください。

朴竜文庫19 (死に金)

2016年06月09日 | 朴竜文庫

あ、どうも朴竜です。
ネタ繋ぎにひとつ。
侠飯シリーズやシャッター通りの死に損ない、Iターンなどのアウトローもので有名な福澤徹三の新作。「死に金」はなかなか面白かったです。

一匹狼で闇金や風俗での仕上がった男が癌になり、遺した数億の金を巡り、元妻やヤクザ関係者が擦りよってくるんです。

もう直ぐ死ぬ孤独な主人公はそれを決して明かさずに昔追い込みをかけて不幸にした家族の娘に遺産を残すんですよ。

娘に遺産を残すために
残り少ない命をさらに縮め、敵を排除していく姿は本当に哀しい。

書くと簡単ですが、あ~もあどかしい。

中味は色んな伏線があり、なかなか凝っていてVシネマ大好きの私としては楽しめた作品でした。というか、福澤氏のファンですから。宣伝でした。

是非ご一読あれ。

朴竜文庫 18 (離婚男子)

2016年06月04日 | 朴竜文庫
この文庫凄すぎます!
笑って笑って笑って泣いての展開。
全編関西弁。登場人物全員の掛け合い漫才みたいな感じで展開。

珠玉のエンタメと言えます。
表紙の通り、TOKIOの長瀬くんでドラマ化されたら面白いなあ。

逃げたカミさんは菜々緒かなあ?
余計なコメントは無粋。

残りページが少なくなるにつれ、あ~
終わらないでくれ~と思いながらゆっくりと読んでしまいたい一冊。

シンガポールからの飛行機の中で一気読み!
関西弁のアニキは必読でっせ!

朴竜文庫 16(長嶋少年)

2016年04月02日 | 朴竜文庫
あ、どうも、休日出勤の朴竜っす。
先日の室蘭帰省時に実家近くの書店で買った、ねじめ正一氏の「荒地の恋」があまりにも心に響いたので、次いでに昨日今日「長嶋少年」も読んでみました。

「長嶋少年」の文庫があるのを知ったのは、3週間ほど前。ピース又吉が東日本大震災で被災した小学校を訪問して、特別授業をする番組で紹介された作品です。

夢を持つ大切さ、夢を信じる力、夢を追い続けるの努力について、ピース又吉はこの作品を引用しながら児童たちとコミュニケーションを取っていました。

ま、文庫の巻末の解説がピース又吉なんですけどね。

それにしても、昭和37年生まれの朴竜は、作品の主人公、長嶋茂雄大好きの野球少年「ノブオ」とさして違わぬ年齢。まだまだ貧しくも将来に希望があった昭和40年代前半の時代設定や「ノブオ」視点で朴訥と語られながら進行する物語にひたすら郷愁を感じる朴竜でした。

私にとってはほぼライブ的な時代設定に感情移入がし易かったのですが、ジムメイトの皆さんが当時まだ生まれていなかったとしても、ある種の日本の原風景的な情景を心に描ける作品だと思います。

アニキには是非一度読んでみて欲しいな。

朴竜文庫 15(高校入試)

2016年03月29日 | 朴竜文庫
湊かなえの新作「高校入試」は先週金曜日にアニキと藤沢で軽く飲む際、時間潰しで有隣堂で見つけたものです。この時は他に、ねじめ正一の「長嶋少年」も買っちゃいました。

湊かなえは「告白」も「望郷」も「母性」も掛け値なしに面白いものばかりですが、この「高校入試」は氏の新境地的な作品で、あ、一皮向けたな!と感じ入り、一気に読んでしまいました。

あまりに登場人物が多いので、慣れるまで何度も巻頭の人物相関図を確認しなければなりませんので、それだけが問題。登場人物の再確認が面倒なので、一気に読まないと忘れてしまう朴竜です。

新作なので、あらすじは控えます。
ただ、登場人物の無責任さ、いい加減さは日本の縮図みたいでイライラしますよ。

面白さは朴竜保証付きの極上エンタメミステリーです。