朴竜とハルニレの樹 2021年03月17日 | ちっちゃいおっさん 小学生の頃、校庭に大きなハルニレの樹がありました。流石に豊頃町の寄添いながら左右に枝を拡げる有名なハルニレには敵いませんが、この校庭の主を見上げては、その大きさと逞しさに感嘆していたのを思い出します。 ある日、真夜中に激しい嵐が室蘭市を襲います。朝になると嵐も通り過ぎて、普通に登校すると校庭は眩しい光に溢れているのですが、なんと、あれだけ立派だったハルニレの樹が嵐のせいで折れて倒れていたのでした。なんだか友達を亡くしたようで哀しくて残念だった気持ちが今でも残っています。小学生の朴竜は、折れた切り株(折れてるんだから切り株とは言わないな)を観ながら、こいつ何歳だったんだろうかとボンヤリ考えていたことを思い出します。写真は藤沢市新林公園のもので、ハルニレではありませんが、今でも折れた樹々を見つけると嵐が過ぎた朝のことが蘇ります。