えー
湘南亭朴竜でございますぅ
本日も拳闘寄席にお越し頂き誠に有難うございますぅ
見るもの触れるもの全部が新鮮でしたねー
本日はそんな英国勤務時代に私が採用した
金髪美人の名はサーシャのお話しをひとつ
スペルはSasha。
アレクサンドリアの愛称がサーシャです。
サーシャはコックニー訛りが強烈で英語なのに何を言ってるのか分からない21歳(1989年当時)の女の子。美人っす!
性格は明るくて大雑把、フォークやナイフの使い方、マナーはイマイチ。
レンガ積み職人の同い年の彼氏と同棲していて、きゃんきゃん煩いヨークシャーテリアを飼っていました。
タバコをよく吸うサーシャを彼は面白くありません。
働いてもミスばかり。
単純なミスばかりで、私はよく四則演算を教えてました。金融機関なのに間違った採用。でも、いいんです。
やる気あるし、なんとかなります。なにより美人だし!
例えばですね。サーシャは
100+100×2÷50=8なんです。
最初から足したり割ったり舐めたり引っ掻いたりするんですよ。
でも、いいんですよ。ヤル気あるし、美人だし!
ドイツ人の私の秘書は馬鹿にしてましたが、いいです。馬鹿でも一生懸命だし、美人だし!
そんなサーシャに二穴の穴あけパンチを使って書類のファイリングを頼みますと、紙の中心を定めずに穴を開けるものですから、ファイリングした書類はバラバラで不恰好に整理されてしまいます。
「サーシャ。見てておくれ。どの紙にも中心に穴を開けるのはね。先ず、紙を半分に折るんだよ。そうして付いた谷折れ線がその紙の中心になるんだよね。そこにパンチの▲印を当てて押すと、ほら、綺麗に穴が空くよねサーシャ!」
「お~!朴竜!スンゲェ、朴竜、頭よくね?」
「サーシャ?これは頭よくね?じゃなくて普通なんだよ。」毎日こんな感じでした。
でも、いいんですよ。美人だし!
サーシャ
キミの好いひとになりたかったよ
お後がよろしいようで
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