とある土曜日夕方の大船駅での出来事でした。
隊長(管理人④)、ぴーやま(管理人⑤)、ジョビ(管理人②)と朴竜(管理人①)の4人で、東海道線のホームから乗り換えのために狭い階段を昇っていた時のことです。
先頭にいた隊長の前を昇っていたおばあさんが頂上寸前で突然転んでしまいました。
隊長は大きく力強い腕でおばあさんを抱えるように助け、膝や腰に異常はないのかを優しく摩りながら確かめて、
「おばちゃん大丈夫?どこまで行くの?本当に大丈夫?」
と何度も何度も尋ねていました。
おばあさんは力なくも「どうもありがとうございます。」と優しい目で隊長にお礼をして、人ごみのコンコースに消えていきました。
その後4人は横須賀線に乗り換え、鎌倉駅で降りましたが、エスカレーターで下っていた時に、エスカレーターの一番先頭にいたおばあさんが上手く降りられず突然転んでしまいました。
またかよー
エスカレーター中腹にいた我々4人でその異変に気がついたのは隊長だけでした。
隊長は狭く急なエスカレーターを気にも留めず、2段3段下りでエスカレーターを駆け降りおばあさんがエスカレーターの隙間に挟まれないように抱きかかえ助けたのです。
そして先の大船駅のように
「おばあちゃん大丈夫?痛いところない?病院いったほうがいいんじゃない?」
と本当に心配そうにしていました。
その後、おばあちゃんが弁天口の改札を出るまでその背中を心配そうに見送っていました。
隊長は我々に「今日はおばあちゃんづいてるよなぁ・・今日二人目でもんなぁ・・」
とボソッと言ったのですが、大船のおばあちゃんと鎌倉のおばあちゃんが同じ方だったとは直ぐには気がつかなかったようです。
それだけ、真剣というか集中して行動していたのだと思います。
人って他人が困っていても、恥ずかしかったり、面倒くさかったり、ちょっとした勇気がなくて手を貸すことをためらうことがあるけれど、
ためらうことなく自然に行動ができる隊長は本当に素晴らしいヤツだと、ボクシングの相方としてはちょっと嬉しくなった先週末でした。
で、こんなに優しくていいやつなのに良縁がないのはやはり変態だからなのでしょう。