北海道の銀行での続き
北海道の銀行でのプレゼン中、ボールペンを探すために汚くて不恰好な鞄を漁るも老眼鏡しか出て来なかったお話です。
その時、私は鞄の中を見てしまったのです。
そう、二泊三日の出張の初日にもかかわらず、替えの下着やワイシャツなど何も入ってないのでした。
札幌日航ホテルに向かうタクシーの中で山口さんに聞いたのでした。
「替えの下着とかお忘れになったのですか?」
「いやいや、女房に頼んだんだけど用意してくれなかったのよ。いやいや参ったぞ、もう!」
「あ、そうでしたか?失礼いたしました。でも、さっき鞄の中見ちゃったんですけど、下着とか何にもないのに、なんで紙パックの豆乳がたくさん入ってるんですか?」
「いやいや、私、牛乳好きでしょ。1日何本も飲みたくなっちゃうから、そりゃあ身体に良くないからって、奥さんが豆乳入れてくれたわけです。」
「豆乳だったら、飲みたくなったら買えばいいじゃないですか?大体、重いでしょう鞄。」
「確かに重いんで参ったわ。下着入れてくれって言ったのに、北海道は涼しいから汗かかんって言われたんですわ!」
「身体を心配して重い豆乳を北海道まで持って行かせるのと、下着を用意しないのと、どちらが愛情なんすかね~?」
「まあ、夫婦は色々っちゅうことです。でも、参ったぞ~!」
山口さんがススキノに行きたがったわけも分からなくはない私でありました。
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