*****ご注意!!!一部ネタバレの可能性があります*****
現役弁護士でもある五十嵐律人の法学部学生が主人公の短編集
映画化された法廷遊戯より前の作品
法律一家で育った主人公古城行成は法学部4年生
ただ一人でサークル「無料法律相談所」を運営する。
経済学部の戸賀夏倫の相談が第一話
続いて戸賀がアシスタントの様に働き二人で相談事を解決していく短編集
学生の無料相談(弁護士業務は行わなず、アドバイスのみ)だし、古城と戸賀のコンビが軽快にストーリーを展開するのでページが進むが、扱われる事件が現代を良く題材にしているな、と思わせるものばかり。
学生の妊娠/倒産による事業譲渡/相続問題
リベンジポルノやyoutubeを使った犯人捜し
毒親との縁切り、アカハラ、試験カンニングとSNS拡散、などなど
ストーリーの謎や展開も気になるが、何より今の大学生って大変だな・・・と強く感じた
いや、学生だからこの程度で済むのかな?
社会人や家庭人となるともっと複雑・ドロドロになるのかもしれないが。