side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

移転前最後の展覧会 @東京国立工芸館

2020年03月07日 | 美術館、美術展
要請にともない多くの学校で休校措置がとられた今週
なんだか落ち着かず、心が安定しない1週間でした
私達は引き続きジム通いを止めているので、運動不足感が否めません。

対策が次々と打ち出されていますが、経済が回っていくのか、どこまで耐えられるのか本当に心配ですね。
お花見自粛は仕方がないと思う反面、やはり残念ですね。

一市民としては、早期の終息を願うしかありません。
粛々と人に迷惑をかけないよう心して日々を過ごしております

記事は2月中旬の外出記です。

東京・千代田区にある  東京国立工芸館に行ってきました。

レトロな雰囲気が素敵なこの建物は1910(明治43)年築の旧近衛師団司令部庁舎で重要文化財(建造物)に指定されています。

工芸館として保存活用されていましたが、国立工芸館が今夏石川県金沢市に移転することが決まっており、この建物での最後の展覧会が行われていました

本展は”パッション(情熱)”をテーマに収蔵品約150点を紹介ししたもの。

今年新たに重要文化財に指定された鈴木長吉《十二の鷹》(1893)が素晴らしかった。
展示方法もシカゴ万博に出展したものと同様だそう
私は鳥が苦手なのですが、リアルな姿と凛とした佇まいが見事で、思わず近寄ってみてしまいました。

意外と来館者が少なく、ゆっくり自分のペースで観覧できました。
レトロ建物が好きな私は展示品とともに階段や窓などの設えも楽しみました。

今後この建物がどのように利用されていくのかも関心がつきないところ。

当初本展示会は3月8日までを会期としていて、終了間際の混雑を避け私は2月に行きましたが、幸いでした。
新型コロナウィルスの影響で3月1日から工芸館が休館となり、東京での工芸館の活動が幕を下りたのは残念です。



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