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手に刻む津軽三味線

2009-03-06 | 青森文化芸術
三味線を弾いていると手に変化があります。
津軽三味線はかなりな力が必要で女性にはなかなかいい音が出せないとも言われています。
プロの方のブログなどでも筋トレが欠かせないというような話が出てきます。

一昨年初めての文化祭の舞台に立つために、二ヶ月ほどハードな練習をしていました。
結果両手が腱鞘炎になってしまい、本番では痛さのため力が入らなくなっていました。
去年見に行った青森の日本一決定戦に経験5年以下の部で出場していた方のなかに、練習をしすぎて腕が痛いと言う方もいました。

撥は物を掴むときのように持つのではなく、小指の背に乗せて残りの指で掴みます。
小指の手の甲側に撥の角が当たった状態になり、かなり力を入れて叩くのですから慣れない内はそのあたりが痛くなります。
何ヶ月かたつ頃には立派なたこができます。

撥は右手ですが、左手は主に薬指で糸を擦るために指先が硬くなってきます。
皮が厚くなるからですが、そうでないと摩擦熱で火傷をしてしまいます。
こちらは指がそこだけ長くなったように見えます。

私の手も少し三味線弾きの手になってきました。
いい音を出すために爪は長く伸ばせませんが、手のおしゃれが出来なくても自分で重ねてきた練習量を表してくれる大事な手です。









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2 コメント

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何事も (やじろじゃ)
2009-03-06 11:43:38
努力、練習の上に成り立っていると言う事でしょうか。
大人になると体が思うように動かなくなるし、こういった芸事は子供の頃からやっていれば、と思う事多々ですよね。
でも、どこもの頃はやらされている感が強くて長続きしないし。
細く長くお付き合いされる事をお勧めします。
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やじろじゃさま (shouske0)
2009-03-06 16:39:50
好きなことをするのは努力ではなく楽しみですよ。
三味線は2~3日触らないと勘が狂うので毎日少しずつ弾いています。
右手小指のたこは私の勲章のようなものですね。
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